【揺花草子。】[#4054] 見る方専門の人。
Bさん「今日は3月4日なのでみよちゃんのお話をしますよ。」
Aさん「みよちゃん誰だよ。
と言うか日付ネタってすごい久しぶりでは?」
Cさん「そうなのよ。
一時期は徹甲斬裂ライト並みに猛威を振るった日付ネタだけど
このところはすっかり下火ね。」
Aさん「いや徹甲斬裂はスキルの組み方次第でまだ活躍の余地ありますよ?」
Bさん「ま、ともかくみよちゃんです。
なんなんなつめの花の下でお人形さんと遊んでる隣の家の幼女だよ。」
Aさん「そのみよちゃんなの?
と言うか幼女と言う言及はないのでは?」
Cさん「阿部さんは
『お外は寒いでしょ、お家の中で遊びな。
美味しいおまんじゅうがあるよ』
とか言って誘い込むのよね。」
Aさん「やめてください!!! そう言うのやめてください!!!」
Bさん「と言うか実はそのみよちゃんの話でもなかったりする。」
Aさん「違うのかよ。」
Bさん「あのね、注目作が盛り沢山だった秋クールと較べ
冬クールは小粒と言われがちな風潮があるけれども、
そんな中でこの冬クール存外ぼくらが注目してるのは
『お兄ちゃんはおしまい!』なんですよ。」
Aさん「あぁ、少し前にも REX で連載中だって話をしたっけ?」
Cさん「そうね。原作はライトと言うか
ほんわかふんわりまったり系の TS コメディだけど、
アニメは観る人が観ればけっこう随所に唸らされるところがある
なかなかの超クォリティ作品になっているわ。」
Aさん「あぁ・・・それなんか分かります。
サラッと観ると普通の日常系コメディですけど
相当細かい事やってますよね。」
Bさん「そうなの。
パステル系でまとめた色彩設計のクォリティの高さとか、
日常芝居の付け方とかむちゃくちゃ細かいし、
キャラの可愛さや作品の雰囲気に隠れがちだけど
作り込みは存外半端なかったりするよね。」
Aさん「うんうん。そう思う。
ED 映像の異常なぬるぬるっぷりとかすごいもんね。」
Cさん「昨今はマイナスポイントが少ないと言うか、
全般に失点の少ない作りの作品が増えてる印象で
アニメ全体のクォリティは平均的にアップしてると思うんだけど、
ピンポイントに飛び抜けたストロングポイントを持つ作品が
クールの中に1つ2つくらいあったりするかなと思うのよね。
『お兄ちゃんはおしまい!』はそう言う作品だと思うわ。」
Aさん「なるほどなるほど。
そう言うのも面白いですよね。
全体的なクォリティの高さで視聴者を惹きつけるのもアリだし、
ピンポイントで突き抜けるのも戦術ですよね。」
Bさん「そうそう。
画一的な表現やアプローチだけじゃない、
そしてそれを受け容れる素地が視聴者側にもしっかり存在するのが
日本アニメ業界の懐の深さなんじゃないかなと思うんだよね。」
Aさん「うんうん。」
Bさん「そして今更ながら
みよちゃんの話全然してないね。」
Aさん「しようよみよちゃんの話!!!!!」
明日します。




