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【揺花草子。】(日刊版:2023年)  作者: 篠木雪平
2023年12月
359/363

【揺花草子。】[#4352] メルトダウン。

Bさん「今年の大河ドラマ『どうする家康』も

    先日無事に完結と至りました。」

Aさん「ん、そうだったね。

    最後は大坂の陣だったね。」

Cさん「例によって何かと文句をつけたがるメディアが湧いて出てきてて

    なんだかなって感じよ。

    貶した方が PV 稼げるって思ってやってるんでしょうね。」

Aさん「いや・・・その嫌いは実際あると思いますけど

    そう言う物言いはなんとも・・・。」

Bさん「ワーストに近いレベルの視聴率だったとかどうこうとか

    文句をつけるところはたくさんあるんだろうけれども、

    その点に関してぼくらは前々から話している通り

    日曜のゴールデンタイムに家族がお茶の間に集ってリアルタイムで

    ドラマを観ると言うライフスタイル自体が既に大きく変わってるのだから

    視聴率に一喜一憂してもしょうがないと言う意見です。」

Aさん「まあ、そうだよね。

    録画で観てる層もいるわけだしね。」

Cさん「そのあたりは何にしてもそうなのよね。

    『これ好きなの私だけじゃ?』みたいなものもあるし、

    逆に世間ではすごく持て囃されているのに

    自分にとっては箸にも棒にもみたいなものってあるじゃない。

    周りの評価に振り回されて自分の好きを判断するのは

    すごく勿体ないと思うわ。」

Aさん「まあ・・・確かにあなたたちは自分のお気に入りは

    割としっかり口に出す方ですよね。」

Bさん「その通り。

    『まちカドまぞく』だって『スロウスタート』だって

    『スローループ』だって『しあわせ鳥見んぐ』だって

    『アルバの少年と地獄の女王』だって全部

    けっこう早い段階から取り上げてるしね。」

Aさん「んん。きららばっかり。」

Cさん「もちろん私たちが好きなものが全部が全部

    世間的に評価を得られているわけではないけどね。」

Aさん「それはそうでしょうさ。」

Cさん「それに、口には出さないけど世の中ですごく流行ってたり

    高い評価を受けてるけれども

    私たち的には嫌いだし全く刺さらないと言うものだって

    それなりにあるわ。

    そのあたりはさすがに口に出しちゃうといろいろ障りがあるから

    黙っているけれどもね。」

Aさん「それは・・・まあ、その方向でお願いします・・・。」

Bさん「話が大分ズレちゃった。大河ドラマの話題です。

    今年は『どうする家康』でしたが、来年はグッと時代がさかのぼり

    平安時代が舞台になります。」

Aさん「ん、そうだね。」

Cさん「タイトルは『光る君へ』ね。

    主人公はご存知紫式部よ。」

Aさん「ですね。意外なところを衝いて来たなって感じです。」

Bさん「やんごとなきみやびなおこちゃまとかも登場するかも知れないよね。」

Aさん「するかなあ。」

Bさん「件の紫式部ですが、式部と言うのは女官の事です。

    もともと式部省と言う律令制度上のお役所の名前だったわけだけど、

    女官の呼び名にも使われるようになったとか。」

Aさん「ふむふむ。」

Cさん「この紫式部、本名は不明なんだけど、

    『藤原 香子』と言う名前だったとする説があるわ。」

Aさん「ほほう。」

Bさん「その一方で、大河ドラマでは『まひろ』と言う名前に

    なってるみたい。」

Aさん「まひろ?」


Bさん「その正体は恐らく妹にヤバい薬を飲まされた

    自宅警備に勤しむ成人男性に違いないよ。」

Aさん「違うと思うよ!!???」


 TS ものかな?

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