【揺花草子。】[#4017] クライマックスが近づく。
Bさん「いよいよ興が乗ってきた『ビーだまビーすけ』シリーズ。」
Aさん「興が乗ってきたかなあ。」
Cさん「阿部さん以外はね。」
Aさん「なぜぼくを別にするんです?」
Bさん「昨日はエピソード2のきっかけとなる
『勇気の出るどんぐりの実』なる中毒性がありそうな物品は
実は黒玉軍の偽情報じゃないかと言う話をしました。」
Aさん「中毒性のある物品とか言わないで?」
Cさん「捕らえられてしまったビーすけを救いに
今度はビータとビーゴローが立ち上がるのよ。」
Aさん「おぉ。」
Bさん「前回同様に黒玉軍の陣地に侵入するわけだけど、
エピソード2で描かれる黒玉軍の陣地は
エピソード1の時のそれと構造が異なる。」
Aさん「んん。」
Cさん「これはつまりエピソード1の時にビーすけが突入した陣地と
今回ビータたちが突入した陣地は違う場所だと言う事が
示唆されているわ。
さながら對馬で冥人と呼ばれて侵入者を排除して回った侍が
ちょっと馬を走らせればすぐに敵軍の拠点にブチ当たるが如しよ。」
Aさん「そんなゴースト・オブ・ビーだま的なアレなんです?」
Bさん「軍の規模が大きければ拠点の数だって必然的に多くなる。
黒玉軍の勢力はかなり伸長していたと見えるよ。
ビーすけたちレジスタンスの活動はもはや
風前の灯だったのかも知れない。
組織を引っ張るオピニオンリーダー的存在だったビーすけが
敵の手に落ちてもなお残りのメンバーが踏ん張ってくれたのは
ビーすけにとっては望外の結果だったに違いないよ。」
Aさん「ビーすけはオピニオンリーダーだったの?」
Cさん「ビーだま一族の若き英雄なんて持ち上げられて
政治的に利用されてしまうのよ。
そして黒玉軍の仕業と見せかけてビーだま一族を虐殺する計画に
加担するかどうかを迫られるの。」
Aさん「そんなタクティカルなやつなんですか?
ビーすけにその手を汚せというのですか?」
Bさん「ともあれ、です。
前回ビーすけに侵入を許してまんまと人質を奪い去られたと言う醜態を
組織間、と言うか他の拠点へ十分に共有できていなかった可能性がある。
兄弟がビーすけ奪還にやって来るであろう事は容易に想像できた。
なのに今回もまた取り逃す結果となって、
陣地の責任者はもちろんその上司であるところの
方面隊を指揮する将官も何らかの懲罰を被ったのは間違いない。」
Aさん「そうかなあ?」
Bさん「つまりこう言う事さ。
『もう下っ端共に任せてはおけぬ。
頂点に立つ者は常にひとり。』」
Aさん「またアルティミット・シィングみたいな事言い出した。」
Bさん「『次は余自らが出陣する。
あのビーだま風情どもをバラバラに砕いて
転がりたくとも転がれない身体にしてくれるわ。』」
Aさん「謎のラスボス感!!!!!」
そしてエピソード3へ繋がっていくわけです。




