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【揺花草子。】(日刊版:2023年)  作者: 篠木雪平
2023年08月
231/363

【揺花草子。】[#4223] しあわせは、ゆっくり始まる。

Bさん「阿部さんはラーメンは好きかな?」

Aさん「え? うん、まあ。普通に。」

Cさん「もちろんそうよね。毎食カップラだものね。」

Aさん「毎食カップラと言う事はないですが!!」

Bさん「あれそうだっけ?

    1か月のカップラ消費量が平均720個なんじゃなかったっけ?」

Aさん「それはもう均すと1時間に1個カップラを食べる計算だけどな?」

Cさん「寝てる時間も液状に溶かしたカップラを

    直接胃に流し込めばいいと思うわ。」

Aさん「そこまでしてカップラに拘るインセンティブ何なんです?」

Bさん「カップラはともかくとして、

    世の中にはラーメン屋さんがたくさんありますね。」

Aさん「ありますねえ。」

Cさん「個人経営から大規模チェーン店まで千差万別よね。」

Aさん「そうだと思います。」

Bさん「そしてそのチェーン店と言うか、のれん分け的なアレで言うと

    二郎系と言われる系統がありますね。」

Aさん「んん、あるね。」

Cさん「細かく分けると二郎本店からのれん分けで屋号を受け継ぐだとか

    直系から派生したとか

    直系とは直接関係ないけど二郎の味を標榜する系とか

    色々細かいのがあるみたい。」

Aさん「おぉ・・・なんか複雑な話ですね・・・。」

Bさん「ところで阿部さんは二郎系はいかが?」

Aさん「いや・・・実は行った事ないんだよね。」

Cさん「そうなのね?

    じゃあ痔瘻はどう?」

Aさん「この流れで痔瘻の話題を振られるなんて

    思いもよらなかったですね!!!

    と言うかそんな事聞かないで欲しいですね!!!」

Bさん「二郎未経験って事?

    ラーメン好きを自称する割には?」

Aさん「それはそうなんだけど、

    イメージで話すのはホント申し訳ないとは思うけど、

    厳しいローカルルールがある感じで一見さんお断り感が

    ちょっと無理そうだなって・・・。」

Cさん「まあ経験者に連れてってもらうとか

    事前にしっかりルールを把握しておくとか

    準備が大事な感じはあるわよね。

    そこまで苦労しなきゃ食べちゃいけないの?と思うのは事実ね。」

Aさん「でしょうさ。」

Bさん「まあ阿部さんやママンが抱くような思いって

    そこそこ聞く意見だとは思うんだ。

    それでも二郎には人を引き付ける魅力があるのだろうし、

    これらの困難や苦労を乗り越えて二郎を始めようとする人も当然いる。

    そしてその結果二郎にハマり繰り返し通う様になる人も。」

Aさん「んん。うん。」


Bさん「そう言う人たちの事を

    『ジロウスタート』とか

    『ジローループ』とか

    呼んだりするらしいよ。」

Aさん「きららヒロインが

    あんなガッツリしたラーメンを食べるのかな?」


 双葉ちゃんかな?

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