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【揺花草子。】(日刊版:2023年)  作者: 篠木雪平
2023年08月
229/363

【揺花草子。】[#4221] 注意が必要。

Bさん「夏休みの小学児童と言えばこれラジオ体操です。」

Aさん「んん・・・そうなのかな?」

Cさん「阿部さんなんかはあれでしょ、

    ラジオ体操に出掛ける小学児童たちの姿をアパートの窓から

    存分に堪能してから眠りに就くのよね。」

Aさん「全然違いますしそんな完全昼夜逆転ライフサイクルじゃないんですが。」

Bさん「ナカPが現役の小学児童だった時代なんて

    夏休みの間は毎日ラジオ体操があって

    休むと白い目で見られるレベルだったと言う話だけど、

    昨今は夏休みに入って10日かそこらだけで、

    しかも行きたい人だけが行くみたいな感じらしいね。」

Aさん「まあ・・・それぞれのご家庭の都合もあるだろうしね。」

Cさん「でも長い休みで生活リズムが崩れてしまうのを防ぐためにも

    決まった時間にちゃんと起きて1日を始めるって言うのは

    とても価値がある事だと思うわ。」

Aさん「それはそうでしょうねえ。」

Bさん「そんなわけで夏の風物詩たるラジオ体操。

    OP テーマとして『ラジオ体操のうた』がありますね。」

Aさん「んん。」

Cさん「ちーちゃんの溌溂とした歌声が可愛かったわよね。」

Aさん「可愛かったですけども!!!」

Bさん「あと最近は DAZN でも配信前後に流れるよね。」

Aさん「確かに。冒頭だけだけどね。」

Bさん「そんな『ラジオ体操のうた』ですが、

    歌い出しはどんな感じですかね。

    ちょっと阿部さん冒頭少し歌ってみてくれない?」

Aさん「えっ・・・大丈夫なの?」

Cさん「大丈夫よ引用だから。」

Aさん「いやそこは良いとして

    だったらその録画モードにしてるスマホは脇に置いてください。」

Bさん「大丈夫だよオッサンが溌溂とラジオ体操のうたを歌う画なんて

    どこにもニーズなんてないから。」

Aさん「腹立つ言い方だな!!

    じゃあ、まあ・・・

    『あーたーーーらしーいーあーさがー来たぁー』

    って感じだよね?」

Cさん「阿部さんに希望の朝は来ないと思うけどね。」

Aさん「何でですか腹立ちますね!!」

Bさん「え、あれ、そう言う歌詞だっけ?

    ぼくの記憶と違うんだけど・・・。」

Aさん「いやこう言う歌詞だろ?

    どう言う歌詞だと思ってたの?」


Bさん「『いーやーーーらしーいー阿ー部がー来たぁー』

    って歌詞じゃなかったっけ?」

Aさん「2日連続でなんて事言ってくれてるんだきみ。」


 全然健やかじゃない。

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