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【揺花草子。】(日刊版:2023年)  作者: 篠木雪平
2023年01月
2/363

【揺花草子。】[#3993] 共に力を合わせ。

Bさん「今日は1月2日と言う事で、阿部さんがどんなエロい初夢を見たかを

    つぶさにレポートしてもらおうと思っている。」

Aさん「エロい初夢と決めつけないで頂きたい。」

Cさん「どんな幼女が登場するエロい初夢を見たかを

    レポートしてもらうわ。」

Aさん「幼女が登場するとかマジでやばいですね!!!

    新年早々地雷踏み抜くのはやめてもらえませんか!!?」

Bさん「しょうがないよね。

    『阿部さん』は『あいつマジでやべえオッサン』の略だもんね。」

Aさん「なんて事言ってくれるんだきみは・・・。」

Bさん「ま、とにかく初夢です。

    1月1日から2日の朝にかけて見る夢と定義されているわけですが。」

Aさん「ん、まあ、そうなるだろうね。」

Cさん「でもこれって少し妙な話よね。

    実際夢って朝方に見る事が多いと言われているし、

    事象ベースで言えば1月1日の朝目覚める前に見た夢こそが

    その年最初に見た夢になるのが必然よ。」

Aさん「それは・・・そうですけど、

    そこはいろんな文化的なアレとか風習的なアレとかが

    あるわけで・・・。」

Bさん「そう言う観点で言えば1月1日の朝方に見た夢は

    プレ初夢って感じだね。」

Aさん「また新しい概念を持ち出した。」

Cさん「更に言うと、夢って1日のうちに何回か見るとも言うわよね。

    起きた後もギリギリ覚えていられるのが起きる直前の夢だってだけで。

    となると、初夢として認定できる夢は実際に覚えている夢では

    ない可能性もあるわけよね。」

Aさん「また小面倒くさい事を・・・。」

Bさん「阿部さんもそう言うオムニバスの中の1本くらいでは

    多少幸せを得る暮らしを送れているかも知れないよね。」

Aさん「まるで現実のぼくは不幸のどん底で足掻いている

    みたいな言い方はしないで欲しいな?

    ぼくは現時点でもそれなりに幸せだとは思っているよ?」

Cさん「驚きの自己肯定感ね。

    まあこんな金髪美少女と金髪美女を向こうに回して

    毎日切った張ったの大乱闘となればある意味幸せかも知れないわね。」

Aさん「切った張ったの大乱闘を繰り広げている自覚はないですけどね?」

Bさん「ともかく初夢です。

    言ってもぶっちゃけぼくらのこの話数収録段階では

    お正月はまだ遠く、当然初夢も未視聴。」

Aさん「まだ遠いって程遠くもないし、

    初夢に対して未視聴って表現を使うのはなかなかに斬新だな。」

Cさん「積み夢って事よ。」

Aさん「積みゲーとか積みアニメみたいに言わないでください?」

Bさん「だから、2023年はこう言う初夢を見たいなって言うのがあって。」

Aさん「ん、そうなの? どんな初夢?」


Bさん「まあ上皇様に夢枕に立って欲しいよね。」

Aさん「鎌倉殿!!???」


 フランクに語りかけて来て欲しい。

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