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【揺花草子。】(日刊版:2023年)  作者: 篠木雪平
2023年01月
19/363

【揺花草子。】[#4010] イイトコロ。

Bさん「引き続き『勇者うさの大冒険』です。」

Aさん「んん。」

Cさん「昨日は道中でミスするとスコアがリセットされてしまう仕様は

    随分とスパルタンだと言う話をしたわね。」

Aさん「そうでしたね。」

Bさん「昨日も話した通り、このゲーム、いやゲームじゃないけど、

    『勇者うさの大冒険』はステージ前半と後半とで

    プレイスタイルがかなり変わると言う特徴がある。

    その変わるきっかけが、ニンジンの並びに埋まっている

    赤いマントなわけです。」

Aさん「んん。」

Cさん「もしこのマントを取らずにうさぎモードのまま

    先に進むとしたらどうなるかしら?」

Aさん「えっ・・・。」

Bさん「ステージ後半は昨日も話した上下から迫り来るカボチャの他、

    正面からミニトマトが飛んでくるし、

    長ネギも同じように上下から襲い掛かって来る。

    うさぎモードのままだと地面をはねて移動するしかないけど、

    これらは『触れたらアウト』なのか『挟まれたらアウト』なのかは

    映像を見る限りはっきりとは判断できない。」

Aさん「んん・・・なるほど。

    もし『触れたらアウト』だとしたらそもそもうさぎモードで

    進む事が出来ないって事になるわけだね。

    必ず飛行モードへのチェンジが必要と。」

Cさん「そうなるわね。

    でも初見さんがうまくマントに気付けるかどうかは

    けっこう難しいんじゃないかと思うの。

    ゲームが始まって間もないタイミングで三宝が登場するんだけど、

    この上に乗って勇者うさがしゃがむと鏡餅みたいなビジュアルに

    一瞬変わるのね。

    これがマントを引き抜くためのトリガーになってるんじゃないかなと

    想像してるんだけど。」

Aさん「三宝ってあの鏡餅とかお団子を乗せる四角い木の台ですよね?

    それがトリガーになってると?」

Bさん「と言うのも、三宝に乗ってもスコアが増えたりするわけじゃないし、

    アイテムが手に入るとかってわけでもないの。

    ゲームの文脈的に意味がないんだよね。

    そうなると、何か先に進むための条件になっている可能性が

    あるんじゃないかと考えているんだ。」

Aさん「ふむ。そう言うギミック的なと。」


Bさん「まあ三宝の効果が『可愛い』であれば

    効果は抜群って事になるんだけど。」

Aさん「そんな事ある?」


 可愛いは正義。

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