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【揺花草子。】(日刊版:2023年)  作者: 篠木雪平
2023年06月
159/363

【揺花草子。】[#4151] 縁の切れ目。

Bさん「ミロのヴィーナスあるじゃないですか。」

Aさん「え、あのギリシア彫刻の?」

Cさん「あら、知ってるのね。」

Aさん「いやもちろんその程度の知識はありますよ・・・。」

Bさん「そう言うならミロのヴィーナスについて解説を。」

Aさん「えー・・・。

    ギリシアのミロス島で発見された・・・彫刻・・・。」

Cさん「いやもう少しない?

    その程度で知ってるとか嘯かれるのは不愉快も良いところだわ。」

Aさん「酷い言われよう!!!

    い・いや・・・あれですよ、その、ヴィーナス像。」

Bさん「そうだけど、大して情報増えてないよ。

    ミロのヴィーナスって言ってるんだから。

    これでフルールの制服姿のシャロちゃん像とかだったらびっくりだよ。」

Aさん「それはそれでアリだと思うけどそれは

    シャロちゃんフィギュアでしかないね!!!」

Cさん「他には?

    ものすごく大きな特徴があるんだけど。」

Aさん「大きな・・・えー・・・。」

Bさん「阿部さんは本当に脳が小さいなあ。」

Aさん「ちょっ!! それはあまりにも悪口が過ぎる!!!」

Bさん「んん、ごめんごめん。そうだよね。

    脳の容積の大小が知性の高低を決めるわけではないもんね。

    猫とかあんなに頭が小さいけど阿部さんより遥かに賢いしね。」

Aさん「それは比べる対象か!!?」

Cさん「全然出て来ないようだから答えを言っちゃうけど、

    ミロのヴィーナスは両腕が欠落しているわ。」

Aさん「あっ・・・あぁ・・・そう言えば・・・。

    ものすごく基本的な事って言うか当たり前すぎて

    忘れてましたね・・・。」

Bさん「阿部さんそう言うとこあるよね。

    何と言うか目の前の見えてる事しか目に入ってないと言うか

    物事の本質に意識が及ばない感じあるよね。」

Aさん「ちょっと!!! なんかそれ普通に傷つく!!!」

Bさん「ま、何にせよヘレニズム文化の傑作とも言われながらも

    両腕がないミロのヴィーナス。

    紀元前130年頃に活躍したと言う

    アンティオキアのアレクサンドロスと言う人物の作と考えられていて、

    ローマの支配以降しばらく失われていた。

    ミロス島で発見されたのは1820年の事だと言う。」

Aさん「ふむふむ。ちょうど200年くらい前って事だね。」

Cさん「そしてその発見時点で既に腕は失われていたそうだわ。」

Aさん「そうなんですね。」

Bさん「でもね、ぼくそれほんとかなって思ってるんだよね。」

Aさん「え、何、どう言うこと?

    実は腕があったんだけど何らかの事情で取られたって事?」

Cさん「発見したのが吉良吉影ならさもありなんって感じよね。」

Aさん「吉良吉影ならそうかもですがね?

    吉良吉影じゃないですしね?」

Bさん「と言うか、逆に最初から腕はなかったんじゃないかな。」

Aさん「えー・・・どう言う事?」


Bさん「腕は課金要素だったんじゃないかな?」

Aさん「ヘレニズム世知辛いな!!!!!」


 無課金勢だったんです?

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