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【揺花草子。】(日刊版:2023年)  作者: 篠木雪平
2023年05月
150/363

【揺花草子。】[#4142] 届いてますよ!

Bさん「『サンブレイク』進んでますか?」

Aさん「ん、まあ、ぼちぼち・・・。」

Cさん「シナリオ終わった?」

Aさん「いやー・・・まだそこまでは進んでないですねえ。」

Bさん「かく言うぼくたちは既にガイアデルムの討伐まで済み

    深淵なる討究の日々を繰り広げています。」

Aさん「えっ早くない?」

Cさん「言っても『サンブレイク』がリリースされたのは4月末だから、

    収録時点でももう3週間以上だからね。

    早い人は何なら大型連休の終わりの方には

    もうそこまで進んでましたって人だっているでしょうし。」

Aさん「それは・・・そうですが・・・。」

Bさん「でもね、阿部さんが言うのも分かる気がする。

    以前も何度か話した事があったと思うけど、

    基本的にはぼくらはその時点でできる事は全部やってから次に進む派で、

    つまり緊急クエストが出てからもそのランク帯のクエストを

    一通り片付けてから緊急クエストに挑むと言う進め方。

    でも今回は、既に Switch 版でひとしきりプレイ経験があり

    先の展開も分かっている事から、このルールは多少緩和した。」

Aさん「そうなんだ?」

Cさん「つまり緊急クエストが出たら割と優先的に

    取り組む事にしたと言う事よ。」

Aさん「そうなんですね?」

Bさん「なので、所謂集会所クエストはまだだいぶ残している。

    けど盟勇同行クエストと重要調査クエストは

    できる分は一通り片付けたかな。

    その一方でイベクエはほとんど手付かずだね。」

Aさん「んん。」

Cさん「シナリオが一通り終わると傀異クエストもドーンと出現するし、

    すぐに緊急クエストもいくつも積まれるから、

    やらなきゃいけない事が一気に山積みよ。

    チッチェ姫が日に日に当たりがキツくなってくるし

    飄々としたバハリの台詞も語尾に不快感が滲んで来ているわ。」

Aさん「いやそんなゲームシステムじゃないでしょ?

    チッチェ姫はいつでも可憐で前向きですし

    バハリさんはいつでも軽妙ですよ?」

Bさん「ところで、この緊急クエストですけど、

    緊急とは言えども、ずっと放っておいたところで

    特にペナルティがあるわけではないですよね。」

Aさん「え、まあ・・・ストーリー進行中は当然

    緊急クエを終えないとシナリオが進まないけど、

    エンドコンテンツまで進んじゃうと確かにそうかもね。

    単に新しい機能やなんやらがアンロックされないだけって事ではあるね。」

Cさん「もちろん MR のリミッターに当たっちゃってそれ以上の展開が

    なくなるわけだけど、逆に言えば新しい事が始まる前に

    現有戦力を整えたいと言った目的で

    敢えて緊急クエストを塩漬けにしておく方針もアリかも知れないわ。」

Aさん「ん、まあ、それは言われてみれば確かに。」

Bさん「そうこうしている間に緊急クエストはどんどこ溜まっていく。

    別に緊急クエストに挑まないからと言って

    カムラの里が滅んだりエルガドが陥落したりするわけではないし

    まあチッチェ姫が

    『猛き炎って言うのは進捗が炎上してるって意味ですか?

     デスマーチ案件ですか?』

    みたいな嫌味を言ったりするわけでもない。」

Aさん「そのチッチェ姫嫌だな。」


Bさん「つまり緊急緊急詐欺って事だよ。」

Aさん「聞いた事のないタイプの詐欺だ。」


 あんまり放っておかないでください。

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