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【揺花草子。】(日刊版:2023年)  作者: 篠木雪平
2023年05月
135/363

【揺花草子。】[#4127] 落ち着いて観られる。

Bさん「大型連休の日々はもう遠い過去、早くも5月は半ばに達しています。」

Aさん「いや遠い過去と言うほどではない気が。」

Cさん「阿部さんはゴールデンエブリディだもね。

    まだまだ終わりなき連休真っただ中よね。」

Aさん「何度も言いますが違いますよ?

    ちゃんとオンとオフの切り替えのある

    メリハリのある暮らしぶりですよ?」

Bさん「でも着てる服は年中だいたいおんなじであんまりメリハリないよね。」

Aさん「うっぐっ・・・!!! そ・それを言われると・・・!!」

Cさん「もう少しオシャレして欲しいと仰せよ。」

Aさん「いっいや・・・まあ・・・はぁ・・・。」

Bさん「ま、それはそれ、5月の半ばとなると五月病もだいぶ進行し

    そろそろステージ3に入ろうかと言うレベル。」

Aさん「五月病ってそんな感じで進行するものなの?

    連休明け直後がもっとも症状が重くて

    時とともに快癒に向かうものなんじゃないの?」

Cさん「慢性五月病はそう言うタイプだと思うけど。」

Aさん「五月病に慢性とか急性とかあるんです?」

Bさん「一般的には、4月に進学や進級、入社や転居など環境の変化があって、

    最初のうちはやる気十分で環境に適応しようと頑張るけども、

    5月の連休でそのプレッシャーから軽く解放された結果

    連休明けに再びそのプレッシャーに挑む気合が萎んでしまい

    結果無気力や無関心などに苛まれる、

    と言ったメカニズムだと言われます。」

Aさん「んん。」

Cさん「阿部さんみたく四六時中萎んでいる人には無縁って事よ。」

Aさん「雑。腐し方が雑。」

Bさん「対応策としては、気分転換をしストレス解消に努めるのが

    良いと言われています。

    環境の変化によって引き起こされるところが大きいから、

    以前の環境の友人知人と旧交を温めるのも効果的と言われているよ。」

Aさん「なるほどね。」

Cさん「我々界隈では毎クール毎クール新しいアニメが始まって

    フォローするのが大変で、途中でげんなりしちゃう事もあるわよね。

    これも五月病の一種と捉えられるわ。」

Aさん「それを五月病の一種と捉えるなら

    同様の症状が8月と11月と2月にも発症する事になりますが?」


Bさん「つまり五月病の改善には

    1つ前の冬クールに輝きを放った

    『お兄ちゃんはおしまい!』を

    改めて観れば良いって事になるよ。」

Aさん「ホントかそれ!!???」


 心のサプリ的な。

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