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おっぱい、ちっぱい。

作者: 貧乳は垂れない!

何で、こんな話書いたのだろう?

 営業先に向かう車の中、俺は大きな交差点の手前で、信号待ちの間、煙草を吹かしつつ、運転席から歩道を歩く女子高生の群れを眺めていた。


 最近の女子高生は、発育がいいなぁ!等と、胸の辺りを眺めながら思っていた。


 幼馴染みの俺の嫁さん、スリムなモデル体型なのだが、高1の頃から胸の大きさを気にしていた。

 あの当時、幼馴染みの綾那の事を幼稚園の頃から、ずっと思ってた俺は、


「綾那の胸の小さいと言うコンプレックスごと全て愛してる!」


 なんて今では、赤面モノのアタックをかまし、見事にカップルとなり、その後、結婚にまでこぎ着ける事が出来た。


 しかし、結婚してから、小さい胸を晒したくないと言う理由で、夫婦の営みは、まだまだ世間的には、新婚の結婚2年目にして、数える程で、結婚前に至っては、


「結婚するまで、綺麗な身体で居たいの!」


 と、俺は、新婚旅行まで、童貞を守る羽目になった。


 そんな事を考えてると、後の車にクラクションを鳴らされ、前を見ると信号は青に変わり、前に停まっていた車は、既に走り出していたので、慌ててアクセルを踏み込み車を走らせた。 


 すると、俺の車が前の車との間隔が開いて、行けると思った右折するダンプカーが、俺の運転する車の真横に迫っていた。

 派手なスキール音を鳴らしながら運転席に迫るダンプカーが、運転席のドアに迫ったところで、俺の記憶は途切れてしまった。


 途切れてしまった、と言うのは、現在、ダンプカーにぶつかる迄の記憶があるのだが、五体満足で、俺が運転していた車の中ではない何処かで目覚めたからだ。


「ここは何処なんだ?」


 目覚めて、辺りを見回して意識せず口から漏れた言葉だ。


『そなたの人生を終えるには、些か早い様に思えた、それに、多くの未練や後悔の念も窺える。

 もう一度、人生をやり直してみないか?』


 耳ではなく、頭の中に直接響く言葉に、戸惑いを覚えながら、心の中に、


(もっと沢山、綾那とエッチしたかった!2人の子供も欲しかったし、それから、おっきいオッパイも揉んでみたかったなぁ。)


 素直な気持ちなのか?それとも、俺の中に渦巻く欲求なのか?そんな思いが頭の中を支配した。


『そなたの望みは、今、聞き入れられた。』


 再び頭の中に言葉が響き渡り、俺は意識を失った。




 次に目覚めると、何故か人のごった返す、神社の境内にいた。

 そして横には、振袖姿の綾那が、


「ほら!ぼやぼやしないで、開いたから前に進むわよ!」


 と、俺を急かす、


『今、そなたは、15歳の時 を生きておる!

 儂がしてやれるのは、ここまでじゃ!この後は、そなたが悔いを残さぬ人生を送れる様に、自分自身で切り開いていくのじゃぞ!』


 と、三再び頭の中に言葉が響き、現在の情報が流れ込んできた。

 現在。中3の冬休み、しかも。大晦日の夜23:58もうすぐ年が開ける直前。

 隣に住む幼馴染みの綾那と、初詣の境内でカウントダウンを迎える為にやって来ている。


10‥‥‥‥‥5.4.3.2.1


 大勢の「明けましておめでとう!」の挨拶、人波に流され、最前列に到着し、賽銭箱に五円玉を放り込み、手を合わせ、御願いをして目を開き綾那を見ると、同じタイミングで、目が合った。

 それが面白く、2人でクスクス笑いながら、参列者の流れから外に出て、


「どんな御願いしたの?」


「綾那と同じ高校に行けます様にって(笑)」


 少し照れて、はにかんだ様にそう言うと、綾那も


「私も、同じ事願った。」


 と頬を染めて、俺に教えてくれた。

 前の人生では、2人で第一志望の高校に合格した時に勢い余って、告白したのだが、真っ赤になった綾那があまりにも可愛く思えたので、つい、


「綾那、ずっと前から、お前の事が好きだった、俺の彼女になって欲しい!」


 思わず告白してしまった。


「嬉しい、私も真の事がずっと好きだった……でも、私、オッパイ小さいし真に好きになってもらえるなんて思わなかった。」


 気が付くと、俺は綾那を抱き締めて叫んだ。


「確かに、俺は、おっきいオッパイが好きだけど、そんな事関係無しに綾那が好きなんだ!

 いや、綾那たがらこそ、オッパイが小さくても好きなんだ!」


 おかしい?俺って、もっと奥手だったのに!何て大胆な行動をとっているんだろうか?

 前の人生で、綾那と結婚していた事実が俺の背中を後押ししたのだろうか?

 理由は定かではないが、晴れて幼い頃から好きだった綾那との新しい関係の1歩を踏み出す事が出来た。


 しかし、心の何処かで、『お前は、また貧乳を捕まえるのだな。』と聞こえた気がした。




   2ヶ月後


「有った!有ったぞ!綾那は?」


「ちょっと待って、え~っと…………有ったわ!真!一緒に高校通えるね!」


 2人で喜びを噛み締めていると、綾那の友達の江津子と遥が、


「綾那!私達、格かってたわ!綾那達は?」


「私も真も格かってた!春からも一緒だね!」


 と女子3人は、手を取り合って、ピョンピョン跳ねているのだが、江津子と遥の跳ねる度に弾む様に揺れる胸に対して、弾まない綾那の胸、特に大きい江津子の胸に目を奪われていると、


「真!何処見てるのよ?」


 背中に般若を背負った綾那の絶対零度の視線に、背筋を伝うイヤな汗。


「いや、何と言うか、江津子って胸が大きいから、何か秘訣が有るなら、綾那の為に教えて貰えないかなぁって思ってしまったんだ。」


「真が私のコンプレックスの事考えてくれてるのは、少しだけ嬉しいけど、あからさまに見比べられてると思うと、何か無性に頭にくるの。」


「ゴメン、綾那と江津子に嫌な思いさせたかも知れないけど、綾那のコンプレックスをどうにかしたかったんだ本当にゴメン、この通り謝るから、許してくれ。」


「そんな、真剣に謝らなくても、私気にしてないよ。

 真の視線に厭らしさを感じなかったもの。

 綾那の事、本当に好きなのね、羨ましいわ。

 私も早く優しい彼氏が欲しくなってきた。

 でも、胸を大きくするなら、遥に聞けば?

 遥は、中3になって急に大きくなったから、何か良い方法を知ってるかもよ。」


 江津子は、胸を見ていた俺の事笑って許してくれた上に、遥に聞けば?ってアドバイスをくれた、前から優しくて気配りが出来るクラスの人気者だったが本当に性格の良い娘だと思った。

 江津子にいわれて、遥の方を見ると、困った様な顔に何処か微笑みを隠した様な表情を作り、


「前に、有名人のインタビューで、鶏の唐揚げと牛乳を毎日って聞いたから続けてみたら、エヘッ(笑)」


 最後は、満面の笑みで教えてくれたのだが、遥を見詰める綾那の目は獲物を見付けたプレデター(肉食獣)の様に爛々と輝いていた。




  そして4月。


 高校の入学式を終えて、綾那と2人で家に帰る途中、


「ねぇ、真、私の胸少し大きくなったかしら?

 合格発表の日から唐揚げと牛乳、毎日摂ってるんだけど、自分じゃ判らなくて………」


「そう言われても、俺だって、たまに会うならまだしも、ほぼ毎日顔合わせてる訳だし違いが分かるわけないじゃん!」


「それもそうね。」


 そう言って、肩を落とす綾那を元気付けたくて、


「そうだ!俺が揉んで大きくしてやろう!」


「揉んだら大きくなるの?」


 あれっ?おかしいぞ、俺の考えでは「もう真ったらエッチな事ばっかり考えて!」ってな感じのリアクションがあると思っていたのに、何故か食い付いてきた。


「一般論と言うか、少しエロいマンガや情報誌にそんな事が書いてあったから…………」


「じゃあ、お願い。」


「エッ?」


「真だから頼むのよ、帰ったら私の部屋に来てね。」


 綾那は、かろうじて聞き取る事が出来る小さな声で俺に言った、驚いて綾那の顔を見ると俯いた綾那の顔は、耳朶まで真っ赤に染まっていた。

 そして2人でスーパーに寄り唐揚げと牛乳を買って家に帰ると、すぐに俺は着替えて綾那の家へと向かった。


 インターフォンを鳴らすと、


「鍵は掛かってないから部屋に来て。」


 玄関を抜け、階段を上り綾那の部屋へ入ると、既に部屋着のトレーナー姿に着替え終わってた、しかし着替え終わっているというには少し語弊がある。

 何故なら、綾那の両腕は、まだトレーナーの袖の中になく、胸の下辺りでモゾモゾしていたからだ。


「私の胸、触っても幻滅しないで欲しいの。」


 決意を秘めた真剣な表情で、俺に言いながら、トレーナーの下から、ポイっと何かをベッドの上に放り投げた。

 それは薄いピンク色のブラジャーだった。

 しかも、胸の下の辺りを支える所のポケットから、何かがはみだしている、多分上げ底用のパットか何かだろう。

 俺が、ベッドの上のブラジャーに気を取られていると、


「あまりマジマジとブラジャーを見ないで恥ずかしいから。」


「ブラジャー無しで揉んでも良いの?」


「恥ずかしいけど、その方が効果が有りそうたから、でも、本当に私、胸無いから幻滅しないでね。」


 そう言った綾那は、不安な気持ちを隠せないでいた。


「綾那への思いや気持ちも、そんな事じゃ揺らがないよ、もし仮に、マッサージの効果が出なくても、俺は綾那に幻滅したりしない!」


「ありがとう、告白してくれた時よりも真剣な真の眼差しを見て、私も決心が着いたわ!

 もし、胸が大きくならなくても、真なら、私の事嫌いにならないでくれるって信じられる。」


「ばかだなぁ、俺は、物心着いた時から綾那だけが好きだったんだ!胸が大きかろうと小さかろうと関係ない。

 でも、綾那が胸の小さいのを気にして、お前の笑顔が曇るのが嫌なんだ、綾那には、いつもの笑顔でいて欲しいって、俺は思ってるんだ!」


「ありがとう、その気持ちだけで胸が一杯になるよ。」


「一杯になっても、大きくならないな(笑)」


「もう、そんな冗談いらない、さっき迄の雰囲気ぶち壊しね。」


「少し、綾那にリラックスして貰いたかったんだよ、ふざけた事言って済まない。」




   そして夜


 真は、自室にて大きなタメ息を吐きながら、


「先は、長そうだ。」


 そう呟きながら、死ぬ前の記憶を辿っていた。

 結婚した時の綾那は、少なくてもAカップ+程だったと記憶している。

 しかし、今日触った綾那の胸は、僅かな肉の厚みの中心にしこりが有るだけのモノで、Aカップにも満たないモノだった。

 しかも、そのしこりを揉むとかなり痛がっていた。

 しかし、真は直感的に、あのしこりを、優しく時間を掛けて解してやれば活路が見出だせると感じていた。


 翌日から真と、しこりとの勝負だった。


 綾那が痛みを感じない程度の力で、しこりを揉み解し柔らかくなったと思っても、次の日には、そのしこりは、前日よりも少し固さを増した様に感じられ、真としこりの一進一退の攻防が続いたのだが、夏が終わる頃には、俺と結婚した頃のA+位に成長していた。


 これで、結婚した頃の大きさ迄育ったが、これが成長限界ならば、元の木阿弥である!

 俺は攻撃の手を休める事なく、しこりに戦いを挑んだ。


 その成果か、冬になる頃には綾那は、Bカップのブラジャーを着用する迄に育ち、マッサージ中に切ない声を上げるようになった、その結果、綾那の母親に部屋に乗り込まれる事態にも見舞われた。

 その時は、綾那の説明で、綾那の母の綾乃さんは、納得してくれたのだが、俺が綾那の家を出る時に、綾乃さんから、


「もし、マッサージ中に我慢出来なくなって、その先に進む事があっても、2人の事は、応援するけど、学生のうちは、子供が出来ない様にちゃんと避妊するのよ!」


 そう言って綾乃さんは、俺に0.001と書かれた箱を渡してくれた、そして更に別れ際に、


「全部使い終ったら、言いなさい、新しいのあげるから!」


「心遣い、ありがとうございます!」


 俺は、綾乃さんに何度も頭を下げて家路についた。



  






続き書いた方が良いのかな?

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