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家族のその後~緊急家族会議~

真昼が寝たあと残りの家族で急遽、家族会議が始まった。もちろん美星は寝ている。

「まさかあそこまで変わるとは思わなかったわ。ていうかもう女の子より可愛いじゃない?」と私、空は母親びいきなしに息子の可愛さを認めていた。

「ヤバすぎるでしょ!なんか私よりも可愛くなってる気がする!お兄ちゃんヤバすぎるでしょ!」 と未だに興奮がやまない次女、夜空。

「私も帰ってきたらびっくりしたもん!あの変わりようはびっくりだよ〜。正直うちの学校の女子よりも可愛いとおもうよ」とここで自己紹介。長女の朝陽。

見た目は肩までの茶髪にグラビアアイドルばりのスタイル。顔は父親似できりっとした美人さん。な長女も弟の変わりように驚いている。

「まさかの4姉妹だったとはな。俺は勘違いしていたわ。」とトンチンカンな父親。

父親の名は大地。これまた三十代後半とは思えないほど若々しく未だに職場ではモテモテらしい。


そして何を隠そう、この四人は真昼の事が大がつくほど好きなのだ。夜空と朝陽に関してはブラコンと言ってもいいほどに。空と大地もなにかにつけて色々と餌付けしたがる。宇多家では天使の美星、女神の真昼として愛されている。このことは真昼本人は知らない。


「さて、本題だわ。このままだと高校デビューした真昼がどこの馬の骨ともわからない女、もしくは獣に化した男どもが真昼をどうにかしてしまうわ!」

母、空が熱く語る。それに対して残りの三人は頷いた。すると若干顔を引きつらせた夜空が爆弾を落とした。

「お、お兄ちゃん、高校に入ってか、か、彼女とかつくんないよね?ないよね?」

沈黙。世界の終わり如く静かになった。

この沈黙を破ったのは姉、朝陽だ。

「だ、だ、大丈夫よ!私と同じ学校に行くのだし、目を光らせておけば。あ、そうだ!生徒会に入れてしまえば安心だ!」

慌てながらもナイスな提案をした姉。流石長女だけあっていい案だと納得しかけた所でまたも爆弾を父、大地が投げた。

「ま、まて真昼はめちゃくちゃ優しい!あんな可愛くて優しいんだ。生徒会のメンバーが好きになったらどうする?うっかり付き合ったりしないか?」

またも沈黙。世界が滅んでしまった。

………………………………………長い沈黙。これを破る者はいなかった。

それからしばらく沈黙があったが時刻が0時を過ぎた所で恒例の行事を行おうと母、空が言ったことでこの長い沈黙が破られた。


そう恒例行事!それは…………


「ちょっと!お父さん!もっと静かにドア開けてよ!お兄ちゃん起きちゃうじゃん!」

凄い剣幕で怒る夜空。その後ろで睨む母、空と朝陽。

「すまん。早く見たくて慌ててしまった。ゆっくり開けるな、だからもう睨むのやめてくれ。」と落ち込む大地だがドアを開けた瞬間、誰よりも早く真昼の寝顔をスマホで連射する父親。やばすぎ。

だがこれが宇多家では日常。その後に続けと夜空、朝陽がスマホで連射。空は真昼の部屋をガサガサとあさり色々と物色中。この家にまともなのは天使美星だけかもしれない。


あらかた写真と物色が終わった後、最後の仕上げで全員で真昼にチューをしてこの行事は終わりになる。なるのだがここでも家族で揉め事が。それは誰が一番にチューをするのか。先に動いたのは夜空。

「わ、わたしが最初にするよ!今日はお兄ちゃん帰りが遅かったし帰ってからも美星ばっかりかまってたからお兄ちゃん成分が不足してるのよ!」

謎の成分不足を訴える夜空に対して

「私の方こそ先にするべきだよ!今日は生徒会で忙しかったし帰りも遅かった。真昼成分が不足というなら間違いなく私がさきよ!」

これまた謎の成分不足を訴える朝陽。こうなれば

「二人とも、いい加減にしなさい!ここはお腹を痛めて産んだ私こそ先にする権利があるはずよ!」

と空が言い切った。これで終わりに思えたが最後の溺愛者が


「俺が先に決まってるだろ!真昼のために汗水垂らして働いてるんだ!真昼の柔肌に最初に触れるのはこの

」と言い終わるまえに

「「「いや、気持ち悪いから!!!」」」

三人の女性の言葉で父ノックアウト。

その後なんだかんだで一緒にせーので真昼にチューすることでこの行事は終了した。

あとに残るのはすやすや気づかず眠る真昼。その顔にはよだれやらでベトベトになっている。これは意味のわからない真昼の最大の謎であることは言うまでもない。

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