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「これで、満足か?一ノ瀬・・・・・・」


俺は、好きな子に嫌われたくない思いで嘘をつきあの事も結局、一ノ瀬に嫌われたくないいっしんで何も語らなかった・・・・・


今思うと、俺は自分都合の最低な人間だ・・・・・・



「えぇ、もう、満足・・・・・・」


「そうか・・・・・・」



俺は、このまま何も言わなくていいのか・・・・・・



俺は、そんな事を思い始めた・・・・・・



「じぁ、私、帰るね・・・・・」


一ノ瀬が、帰ってしまう・・・・・・


「あぁ・・・・・・」


やっぱり、一ノ瀬を止めて正直に、・・・・・・



一ノ瀬は、この場から去って行こうと歩き出した。



たが、俺は秘密をあかす勇気が出ない・・・・・・


そして、俺がそんな事を思っている間に一ノ瀬は俺を見ずに俺の横を過ぎ去ってしまった・・・・・・


俺は結局、一ノ瀬に、何も言えずただ一ノ瀬の背中を黙って見送ってしまった・・・・・・・・・



「・・・・・・・・・!」



俺は、一ノ瀬がいなくなったあと泣いた・・・・・・



一ノ瀬に、何も言えなかった悔しさ・・・・・・



一ノ瀬に、嘘をついた愚かな自分への罪悪感・・・・・・



そして、悔しさと一緒によみがえる一ノ瀬との思いで・・・・・・



一ノ瀬の声・・・・・・




一ノ瀬と話したこと・・・・・・




一ノ瀬が笑った顔・・・・・・




なにもかもよみがえってきた・・・・・・



だが、それは明日から見ることも、聞くこともないだろう・・・・・・



そう思うと、涙が止まらなくなった・・・・・・



俺は結局、涙が枯れるまで泣いた・・・・・・



そして、俺の秘密がばらされる日・・・・・・・・・



俺は、いつと通り学校に通い自分のクラスに入った・・・・・・


「あぁ、俺の、高校生活も終わる・・・・・・・・・」



「そして、これからは一ノ瀬とも関わることがなくなる・・・・・・」


俺は、そんな事を思った・・・・・・・・・



だが俺に、待ち受けていた結果は、意外な物だった・・・・・・




なんと俺が、入ってきても誰も俺を軽蔑する目で見てくる人も、陰口すら叩いている人がいなかった・・・・・・


「一体、どうなっているんだ・・・・・・ 」


俺は、この光景に理解が出来なかった・・・・・・








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