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東雲が、いなくなり一ノ瀬と俺だけが残った。
すると、一ノ瀬が口を開いた・・・
「ねぇどうして、私を止めたの・・・・・」
俺は、一ノ瀬の声を聞いて思った・・・・・
一ノ瀬は、まるで失望しているようだった・・・・・
そう思った俺は一ノ瀬の顔を見るのが怖くなった・・・
だから、俺は一ノ瀬の方を振り向かず言った。
「言っただろ・・・一ノ瀬だけには死んでも土下座なんかしてほしくないて・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
一ノ瀬は、なにも言わなかった・・・
「もういいか・・・・・・」
俺は、一ノ瀬と話すとはないと思いこの場を後にしようとした・・・・・・
すると、一ノ瀬は俺を止めた・・・・・
「待って・・・・・・」
「なんだ・・・・」
俺は素直に止まった・・・・・・
そして一ノ瀬は俺に聞いてきた・・・・・・
「竹中君はこのまま秘密をばらされてもいいの?・・・・・」
まさか一ノ瀬からそんな事を聞いてくるとは思わなかった・・・
俺は、今の心境を正直に伝えた・・・
「あぁ、構わないと、思っている・・・・・・」
「そう、なら・・・・・・」
すると、一ノ瀬はあの事に踏み込んできた・・・・・・
「今、教えて・・・・・一体、竹中君はどんな秘密を東雲さんに、握られていたの・・・・・・・・」
俺は、まだ一ノ瀬には嫌われたくない・・・・・・
急にそれが俺の邪魔をした・・・・・・
そのため言おうか言わないかで迷った・・・
そして、迷ったあげく答えを出した・・・・・・
「それは教えられない・・・・・・」
「どうして?明日にはみんな知るんだよ?・・・・・」
「あぁ知っている・・・・・・」
「じぁ、なんで教えてくれないの?・・・・・」
「それは言えない・・・・・・・・」
結局、俺は一ノ瀬にあのことを喋らなかった・・・・・・
すると、今度は質問内容を少し変えてきた・・・・・
「ハァーなら、聞く内容を少し変える・・・・・・私と竹中君の秘密はなんの関係があるの・・・・・」
一ノ瀬は、東雲が一回しか言っていなかったはずのことを聞いてきた。
俺は、正直驚いた・・・
たが、俺はそのこと一ノ瀬に嫌われたくないいっしんで言いたくなかった・・・・・・
そのため、一ノ瀬に嘘をついた・・・・・・
「いいや、東雲のデタラメだ・・・」
「そう、ならもういいよ・・・・・・」
一ノ瀬はすんなり俺を信じた・・・・・・
俺は、一ノ瀬に嘘を見破られずほっとした・・・・・・
たが、同時にものすごい罪悪感が襲った・・・・・・