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次の日


俺はいつも通り学校に登校していた。


だが・・・・・・


「チッ、あいつ・・・・・・」


俺はすごく機嫌が悪かった。


なぜなら昨日一ノ瀬と一緒に帰るチャンスを邪魔されたからだ。



時は戻り 昨日の放課後



俺れらは、あの後保健室から出た。


俺はここで勇気を振り絞って一ノ瀬と帰りたいことをつたえようとした。


「あ、あの!一ノ瀬さん・・・・・」


だが・・・・・・・・・


「ねぇ一ノ瀬さん!」


タイミング悪く東雲に被ってしまった。


「うん?どうしたの東雲さん」


しかも一ノ瀬は俺ではなく東雲に反応してしまった。


その瞬間俺は東雲にイラッとした。


「チッ東雲!俺の邪魔をするなよ!てか、早く帰れよ!・・・・・・」


だが、東雲は俺がそんな事を思っているとは知るはずもなく


一ノ瀬にある質問をしていた。


「一ノ瀬さんは甘いものは好きだよね?」


「うん」


一ノ瀬は東雲の質問に対して肯定した。


そして一ノ瀬の言葉を聞いた東雲は一ノ瀬をあるところに誘おうとした。


「じぁあさー今話題沸騰中のケーキ屋に行こうよ!」


「ハッ、バカめ!・・・・・・」


俺はこの瞬間勝った!と思った。


なぜなら一ノ瀬は今日同じケーキ屋に行ったばかりだ


なのに東雲はまた同じケーキ屋に誘った。


いくら一ノ瀬でもまたケーキを屋に行こうとしない俺はそう思った。


たが・・・・・


「うん、私は構わないよ」


「えっ・・・・・・」


一ノ瀬はあっさり行くことを承諾してしまった。


俺はまさか承諾するとは思わなかったので慌てて一ノ瀬を行かせないようにしよう説得をしようとした。


「ち、ちょっと待って一ノ瀬さん」


「うん どうしたの?竹中くん」


一ノ瀬は俺の声に反応し俺を見た。


俺は一ノ瀬がこちらを向いたことを確認した。


そして俺は一ノ瀬に単刀直入に聞いた。


「一ノ瀬さんは、さっきケーキ屋に行ったばかりじゃないの?」


俺の言葉を聞いた一ノ瀬は少し間を空けた。

だがすぐに俺に言った。


「うん、そうだよ。だけどね竹中くん・・・・私はね友達と呼んでくれた東雲さんと行けるだけでうれしいのだから二回目だろうと喜んで行くよ」


一ノ瀬はまるで天使のような微笑みを浮かべていた。


俺はその言葉を聞いたとたん何も言えなった。


「一ノ瀬さん・・・・・」


そして一ノ瀬の言葉を一緒に聞いていた東雲が

感動のあまり一ノ瀬に抱きついた。


「一ノ瀬さんーありがとうー!」


「おっ!・・・・・・」


一ノ瀬は東雲を受け止めた。


そして一ノ瀬は微笑ながら東雲の頭を静かに撫でた。


「うん うん・・・」


「くそー東雲のやつー一ノ瀬さんに頭を撫でられちゃってー!あー俺も一ノ瀬さんに頭をなでられてぇー!」


俺はそんな光景を見て東雲が羨ましいかった。


すると東雲は泣くことをやめ

何かを思い出したかのように言った。


「あ!そろそろいかなくちゃ」


「えっどういうこと?」


一ノ瀬は急な東雲の発言に理解出来ていなかった。


だが、東雲はそんなことをお構い無しに一ノ瀬の手を握った。


「ほらー 一ノ瀬さん行くよ!」


「えっ!ちょっと待ってー」


結果一ノ瀬は東雲に引っ張られながら行ってしまった。


そして俺は一人となった。


俺は誰もいなくなったので言った。


「あぁー待ってくれー 一ノ瀬さん―」


こうして俺は一ノ瀬と一緒に帰ることができず一人孤独に帰った。


時は戻り現在


「あぁーイライラする!」


俺はあの事を思い出して余計イライラした。


すると後ろから肩を叩かれた。


俺は後ろを振り向きながら言った。


「たく誰だよー俺は今!・・・・・・」


俺は後ろを振り返った瞬間瞠目した。


なぜならそこには一ノ瀬がいたからだ・・・・・


そして一ノ瀬は笑顔で俺に言った。


「おはよう竹中くん!」





























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