表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/35

13


俺が気がついた時には保健室にいた。



「うぅ、・・・・・・」



俺は布団から起き上がった。


俺は布団から起きあがりあることに気づいた。



「一ノ瀬さん?」



一ノ瀬が俺の布団の上で気持ち良さそうに伏せ寝していた。


多分、一ノ瀬は俺が起きるまでそばに寄り添ってくれたのだろう。


俺はそんな一ノ瀬にいずれいい形でお礼をしたいと思った。


すると保健室の扉が開き東雲が姿を現した。



「おぉ、やっと目を覚ましたな~」



俺が起きたことに気づた東雲が言った。


俺はそんな東雲に言った。



「あぁ、お陰さまで」



そんな言葉を聞いた東雲はうっすら微笑みながら言った。



「そっか、それは良かった」



東雲は近くにたまたまあった椅子に座った。


そして寝ていた一ノ瀬に視線を向け言った。



「一ノ瀬さんずっと隼人のそばを離れなかったよ」



俺はそれを聞いて少し嬉しくなった。


だからつい俺もうっすら微笑みながら言った。



「ふっ、そうか」



なんだか保健室がとてもいい雰囲気になった。


だが、東雲は良い雰囲気を壊した。



「ほんと隼人の何がいいんだか」



あぁあ、せっかくの良い雰囲気が・・・・・

俺はそんな事を思った。


そして俺は良い雰囲気を壊した東雲に聞いた。



「おい今の、一言余計じゃなかったか?」



「えぇ?本当のことじゃないの?」



俺は東雲の反応を見て思った。


どうやら東雲はそんなつもりはなかったようだった・・・・・・


でも、いま言うことではないだろう


俺はそう思いながら東雲に言った。



「いや、そうかも知れないけど・・・・・」



「じぁ いいじゃん!」



いや、良くないから言っている


俺は空気の読めない東雲に、呆れながらも言った。



「はぁ~あのなそう言うことじぁ・・・・・・」



すると一ノ瀬が起きた。


多分俺たちの声がうるさかったのだろう。



「うん?竹中くんいつの間に・・・・・」



一ノ瀬は目をこすりながら言った。


俺は気持ちよく寝ていた一ノ瀬を起こしてしまい申し訳なかった。


俺は一ノ瀬に謝った。



「あ!ごめん起こしてしまった?」



「ううん、たまたま起きただけだよ・・・・・」



一ノ瀬はそう言ってくれた。


だが、あんなに気持ちよく寝ていた一ノ瀬が

タイミングよく起きれる訳がない。



そんなことを思ったが、これ以上の追及をやめた。



「そうか、それなら良いんだが・・・」



そして一ノ瀬は言葉を続けた。


「そんな事よりも竹中くんはもう大丈夫?」



一ノ瀬は心配そうに聞いてきた。


俺は別に何ともなんともなかったので一ノ瀬に答えた。



「あぁ、大丈夫だよ。」



「そっか、良かった。」



それを聞いた一ノ瀬が胸を撫で下ろした。


そんな俺たちのやり取りを黙って見ていた東雲がつい口を開いた。



「あの二人とも、ここでイチャイチャやめてもはいますー?」



東雲は退屈に言った。


俺らは別にイチャイチャしていたわけではないので東雲が言ったことを否定した。


「はぁ?イチャイチャなんかしてないし!」



「そ、そうだよ!」



どうやら一ノ瀬も俺と同意見だった


だが東雲は、まだ引かなかった



「へー本当ー?」



東雲は、また俺たちに聞いてきた。



「あぁ!」


「うん!」



俺達はさっきと同じように言った。



だが・・・・・・



「本当に本当に?」



東雲は 正直くどいくらい聞いてきた。



「あぁ!」


「うん!」



俺らは同じように言った。


そんな俺たちにやっと勘弁したのだろう。


東雲は、どこかつまんなそうに言った。



「はぁ~まぁいいや、」



その瞬間東雲は座っていた椅子から立ち上がった。


そして東雲は言った。



「じゃあ、一ノ瀬さんも隼人も起きたことだし私帰るーだから、後は、二人で熱いキスを交わすなど好きなようにイチャイチャしてください~」



東雲は、そう言い残しそそくさとでて行こうとした。



「おい!待て東雲!」



俺はこのまま東雲を帰らせるつもりはなかったので止めようとした。


だが、東雲は俺を無視し保健室を出て行ってしまった。



「・・・・・・・・・・・・」



「・・・・・・・・・・・・」



俺らは東雲が言い残した言葉のせいでとても気まずくなった。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ