10
「ねぇ竹中くんあれはどう言う意味なの?・・・・・」
俺は、なんのことを言われているかはわかっていた・・・・・
だが俺は、一ノ瀬に教えることは嫌だった・・・・・
そうだ。わざと話を反らそう・・・・・
俺はまた好きな人にまた最悪なことをしてしまった。
「えぇ?なんのこと言っているの?そんなことよりケーキは美味しい?」
すると一ノ瀬は激怒した。
「とぼけないでよ!」
当然のことだ
俺は率直に謝った。
「ご、ごめん・・・・・・」
そして一ノ瀬は俺が言った言葉を見逃さなかった。
「ねぇ、竹中くん・・・・・今思ったけど、何で私がケーキ屋さんに行っていること知っているの?・・・・・・」
あ、墓穴を掘った・・・・・・
この瞬間、俺は迷った。
ここで正直に話すか・・・・・
それともまた嘘をついて振り切るか・・・
そして俺は答えを出した。
「そ、それは聞いたんだよ!」
あぁ、俺はまた嘘をついた・・・・・
最低だ・・・・・・
俺はまた好きな女子を騙した最低な人になった。
だが、一ノ瀬は俺に問い詰めてきた。
「誰に?・・・・・」
「えっと、そこにいると思う原田 由奈に・・・・・・」
「嘘だよね・・・・・・」
「えっ・・・・・」
俺は簡単に嘘を見破られた。
俺はこうもあっさり嘘を見破られ動揺した。
俺は動揺するかな一ノ瀬に聞いた。
「えぇどうして?」
「だって、由奈ちゃん言っていたもん。竹中と言う男子がくれたんだーてね・・・・・・」
そう言うことだったか・・・・・・
俺はそんな事を思った。
それとどうじに、思った。
原田と会ったときに俺のことを言わないようにしておくべきだったと後悔した・・・・・・
俺はこれ以上の嘘は意味がないと思ったので謝った。
「ご・・・ごめん嘘をついていた・・・・・・」
あぁ・・・もう嫌われたかな?
もう喋ってくれるわけないよな・・・・・・
あ、終わった・・・・・・
俺はそんな事を思った。
そして一ノ瀬は言った。
「はぁ~やっと認めてくれた。」
一ノ瀬は呆れぎみに言った。
正直俺はもっときついことを言われたりすると思ったので内心びっくりした。
それとどうじに一ノ瀬の心の広さを知ったような気がした。
そんな事を思った矢先屋上の扉が開いた。
俺はそちらをみた瞬間瞠目した。
なぜなら、そこには一ノ瀬がいた・・・・・・
「なんで一ノ瀬さんが?!・・・・・・」
俺はこの状況が、理解出来なかった。