1
「ハァ~ハァ~買ってきました!甘さ控えめコーヒーです!」
俺、竹中 隼人は東雲 夏希の命令でコーヒーをダッシュで買ってきた。
「あぁーごめんー、やっぱりコーヒー より紅茶が飲みたくなったーだからもう一度、買ってきてー!」
そう椅子を揺らしながらくつろいでいたのは俺の幼馴染東雲 夏希だ。
見た目はスラッとしたスタイルで背も高くいつもさらっとした黒髪のロングヘアーをポニーテールでまとめている。まるでキャリアウーマンみたいな見た目をしていた。
そして、東雲は見た目だけではなく容姿の方もなかなか凄かった。
なぜなら東雲は学校中の中でも上位に君臨するほど可愛い女子生徒として男子からの人気がある。
だが、俺以外の生徒は東雲に近寄ろうとしなかった。
それもそうだろ。なんたって東雲はあの、有名財閥東雲財閥の令嬢でもある。
そしてもう一つ、みんなが東雲に近寄らない理由がある。
それは、プライドがとても高く負けず嫌いであることだ。
そんな性格が出ているのだろう。東雲は常に1位の成績をとり続けるなど学校では優秀な生徒だ。
だからみんなに東雲は近寄りがたい存在とみなされ、誰一人近寄ろうとする人がいなかった。
だが東雲の姿を幼少期から見てきた俺は、同じ幼馴染として誇りに思っていた。
だが、そんなある放課後。東雲に対する評価が大きく変わる事件が起きた・・・・・・・・・
俺は、日課である、あることをするためにとある場所に来ていた。
「よし誰もいないな・・・・・」
俺は、誰もいないことを確認し、ハァ~と一呼吸置いてから、あることをした。
そして俺はあるところに置かれていたあるものを手に取り始めた。
正直、これをやる時は他の人にばれたらどうしよう・・・・・・と言う不安で緊張する。
なぜなら変態と言うレッテルを張られてしまったり、災厄、いろんな人に嫌われかねない。
そのため、あるものを手ときは、緊張のあまり手の震えと、心臓の音が凄かった。
「はぁ~癒されるー」
だが逆に、他の人にバレずにできれば、まるで今日の疲れが飛ぶほどの快感を味わうことができる。
だが・・・・・・・・・・・
「あれ~?隼人何しているの~?・・・・・」
背後から聞き覚えの声がした。
俺はその声を聴き「は!」っとした。
急いであることやめ後ろを振り返った。
だがもう遅かった・・・・・・
俺が振りかえってみるとそこには東雲がニヤニヤしながら、まるで俺を見下していた・・・・・・
俺はそれがきっかけで東雲に弱味を握られてしまった。
そのため東雲のしもべをやることとなった。
そして俺は、東雲のしもべをやっているなかで東雲に対する評価も変わり、昔は東雲のことを誇りに思っていた東雲が今では、ただのわがままお嬢様にしか思わなくなった。
「分かりました!」
「じゃあ、次は、3分で、戻って来てね!でないと・・・・どうなるか・・・分かっているよねー?」
「はい!」
俺は、急いで自販機の方へ行った。
ピ!ガラン!!
「はぁーなんで俺がこんなことを・・・」
「おーいー竹中君ー!」
俺は、自販機から飲み物をとり終えところで俺を呼ぶ声がしたので、声のした方を見た。一ノ瀬 優菜と言う学校一とも呼ばれている美少女が手を振りながらこちらへきた。
「い、一ノ瀬さん!!!!」
俺は、一ノ瀬 優菜と言う生徒が間近にきて激しく動揺してしまった。それもそうだろ・・・・なぜなら俺が絶賛片思い中の人物だからだ。
「こんなところで会うなんて偶然だね?」
「そ、そうだね!アハハハ」
一ノ瀬は俺に近い距離で笑顔で話を掛けて来てくれた。
「うん?・・・竹中君が持っているのてもしかして紅茶のペットボトルだよね?」
「そ、そうだよ!」
一ノ瀬は、東雲のために買った紅茶のペットボトルに気づいき俺に訪ねてきた。
「ふ~ん竹中君は、紅茶が好きなの?」
「う、うん!好きだよ!」
「じぁ、私と一緒ーだね!」
「いいいいいいい一瀬さん!!!!!!!!」
「うん?どうしたの?」
俺は、紅茶は好きではなかったが嘘をついた。
だが、一ノ瀬はおれが紅茶が好きだと知った瞬間俺との距離をつめてきた。
「いや、その、 あの」
「やべーめちゃいい匂いする!それにちか!」
俺は今だけ天国にいるようだった。
だが、天国にいた時間はすぐに終わりを迎えた・・・
「おーいーなにあぶらうっているのー?」
なんと、東雲が一ノ瀬の背後から迫っていた・・・・・・
これからよろしくお願いします。
よろしければ高評価お待ちしてます。