表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

今、立って執筆しています。

 いきなりだが、私は今、立って執筆している。


 高さ30cm、幅90cmのテレビ台の上に、高さ90cm、幅40cmのカラーボックスを載せ、三段あるカラーボックスの上段にキーボードとマウス、天板の上に28インチのモニタが設置されており、文字通り直立でキーボードを操作して執筆しているのだ。

 何故こんなことをしているのかと言うと、足腰の筋力を維持するためだ。以前、立ち仕事を経験した時に立ち続けることの負担の大きさを知り、同時に その()()()()に目を付けたのである。


 私が常々不満に思っていることがあって、それは「人間の肉体は脆弱すぎる!」ということだ。いや、弱いことは仕方ない。しかし、トレーニングを経て強化した筋力を自然に維持できないってどういうことなんだ。頑張ってトレーニングを積んで筋力をつけても、1,2カ月もサボれば元の木阿弥、ってふざけてんのか!

 しかも、これは金で解決できない。美味しい物を食べたければ外食すればいいし、計算はコンピュータに任せればいいが、筋力を付けたければ自分の意志でトレーニングするするしかないのだ。


 面倒くさい!


 かといって、筋力は軽視できない。いくら長生きしても、自由に歩き回れないのは嫌だ。健康は筋力だけではないが、最低条件の一つだろう。怠け者の最後の砦である。


 しかし、運動やトレーニングというのは面倒で辛い。続けられない。続けたくない。ならば肉体労働をし続けて強制的に筋力を維持すれば良いと考えたこともあったが、最終的には引退するんだから意味ないじゃん!

 やはり何かしら運動する習慣をつけるしかないのか……しかし続くはずがない……漠然と不安を抱える中で辿り着いたのが「家の中で立って生活すれば良い」という悪魔的ひらめき……!立ち続けることが出来るなら歩き続けることも出来る。これは過去に実証済みだ。これはいける!


 もちろん、思い立ったが吉日、なんてことなかった。なぜなら、面倒くさいから。そもそも家も家具も立って暮らすようには設計されてないのだ。面倒くさすぎる。

 転機になったのは、VRに興味を持ったこと。HTC Viveなんかは立って操作するのが基本だし、設置の際には模様替えが強制される。これを口実に重い腰を上げたのだ。

 やってみると、テレビ台の上にカラーボックスを置くという簡単な力技で実現できたので案外 楽勝だった。


 効果のほどは十分だったと言える。

 開始して数日間は腰や膝、足裏なんかが痛いが、一週間もすれば慣れてくる。こうなれば外歩きも快調だ。

 寝転んでスマホに逃げることもあったが、基本的にパソコンの方が快適だし、筋トレに比べれば遥かにハードルが低いので復帰はできそうである。ほんとか?


 ところで、このシステムには意外な難点があって、棚に設置されたキーボードに照明が当たらず、盤面が見えづらいのだ。

 ブラインドタッチはできるので、基本的には問題ない、はずなのだが、棚に収まるコンパクトなキーボードである故に微妙に配置が把握しづらいとか、パスワードみたいな複雑かつ慎重さが求められる入力は盤面が見たくなるのだ。今後 改善しよう。(しない)

ブログはダメだけど、これなら書けそうな気がする。

文体は多分 毎回のように変わります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ