服装は悩むモノ
持っていくモノが嵩張ってて困ってるみたいです。
ぐつぐつと煮立った素焼きの壺で煮られていく
私の元装備だった革手袋なパーツ達を見届けると
その場から離れて里の方へと降りていく事に。
今まではソフトレザーな感じだった革服等は
さらなる工程を経る事でハードレザーアーマーへと
生まれ変わるのだそうです。
正直な話、造り直し方は良く分かりませんが
私は生産系では無いのでどうやるかはパス。
防御力が上がるだけで御の字です。
冬山用に内側に仕込まれていた羽毛部分も
大分草臥れていたので補修して着脱式になるそうで
必要が無い時には外して仕舞っておけるんだとか。
最もデフォのストレージ容量は知れてるので
現状ではNPCの倉庫キャラ等に有料で預かって貰うか
バックパック的な物買うしかないんですよね。
因みに預かり役なNPCの獣人さんは福々としたタヌキ顔。
洋装な女の人だったので若干皆に残念がられてました。
でっぷりした和装な雄タヌキが旦那ではないかと憶測されてます。
バックパック的な物はこの里で開催されている
生産職な方々の屋台を見て回って見繕う事にしました。
物は木の蔓とか枝とかひん曲げて作った籠が中心みたいです。
機織鳥な鳥さんプレーヤーが作った小物入れとか
染色しなおしたドロップ品なんぞもありましたけれど、
ここは無難に風呂敷包み的な布を買う事に。
リュックサックなかばんとかでも悪くは無いのですが、
獣のウリの一つはその身軽さでもありますので、
いざとなったら中身をぶち撒けないと避けきれないでしょうしね。
オーク辺りにもなると悪食なのでか失敗作なにがり弾でも
効果は薄いのでこれも改良版を買うなり造らないといけません。
激辛な香辛料とかはまだ見つかってないのかな?
この里の辺りは地形的にはうっそうとした森となってますので、
毒キノコとかありそうなモノなのですが、そーゆー物は一切無し。
獣人プレーヤーの方々のスタート地点近くですし当たり前デスヨネー。
そういえばゴブリン達も毒装備は持ってませんでしたっけ。
プレーヤー側には毒蛇さんとか居るし毒付与な武器とか
すでも出来ててもおかしくはないんですが見掛けてないんですよね。
まぁ『噛み付く』事すら躊躇しない私達が毒物を扱った所で
耐性を持ってなければ自爆する羽目になるのは目に見えてますので
無ければ無いに越した事はありませんけど。
しかし風呂敷背負った狐さん状態では何か後ろ暗い引っ越しか
お巡りさんコイツです感が強すぎですね。何とかせねば。
狐の尻尾が下から生えた状態の風呂敷包みが走り回ってる姿をふと思い描いてしまって駄目でした。暑さと家の事情でちょっとバテぎみなので更新速度も暫く落とします。




