川の妖精は今日も歌う
川も結構賑やかいみたいです。
お魚さん達の手足と言えば良くその鰭が挙げられる。
中には前鰭辺りから鰭条と呼ばれる手の様な多脚が生えてて
それで海底を歩き回れる種も居るのだけれど。
水中を泳ぐのに適応した姿を持つ彼らは基本、“武器”を持てない。
リアルではそれはまぁ当たり前なのではあろうけれど、
ゲーム内でも息が詰まっちゃうから口で咥えてるのに限界があるのも分かるし。
野あり山ありの陸棲組と違って、一見平和そうな水の中だけれども、
カエルやらタガメやブラックバス的な敵勢NPCはしっかりと出没するし、
鰭ビンタや突撃による頭突き位しかこれまでは対処方法は無かったんだけど。
『成長期』に入ってる彼らの中には硬骨魚の様に防御全振り系や
鰻の様に鱗の上を皮膚で覆いそのぬるめかしさで敵の攻撃をすり抜けられる
タイプを選んだプレーヤーさんも中には存在するそうで。
ってひょっとしなくても将来は電気鰻狙いなプレーヤーさんとか居るって事!?
最終的には空輸からの電気ショック的な敵倒しとか企みそうで怖いです。
大規模戦闘で頭上から海水とか浴びせられたら要注意って事ですね。
後、水縁系で地味に強敵なのが標準で音響兵器搭載してる妖精さんです。
残念ながら精霊系のプレーヤーさんでは無くイルカさん的なプレーヤーさん達の事。
将来はシャチだかマッコウクジラ狙いか知りませんけど、賑やかに歌ってる。
探索能力で川の中で落とし物の捜し物とか出来るのは凄いんですけど、
水中で超音波の集中砲火なんぞに晒されたら相手は無事では済ませられません。
レンジでチンするなんて程の威力までは無いみたいのは幸いなのかどうか。
にしたっても投げ縄とか器用に使って攻撃範囲内にいるゴブリンとかを
水中に引き釣り込める時点でかなりの強敵になりかけているのは間違いない訳で。
あーでも、彼らはそろそろ喫水域に移動しないと柔いお肌が不味いかも?
川イルカで『分科』を留めるのであれば現状でも何とか過ごせるかもですが
海洋生物が川に出ずっぱりだとまず間違いなくお肌が荒れてしまいます。
体格的にも大河でもなければまず滞在は無理になってくと思うし。
喫水域の川底には木の船の残骸やらが沈んでるそうだし、
海底に行けばもっと大きめな商船とか沈んでいたとしてもおかしくは無い。
もしかしたら海底都市とか見つかるかも知れないし、彼らの攻略も楽しそうだ。
実際PVPなんぞでプレーヤー同士戦う場合には高さ制限とかで空爆は難しいでしょうが抜け道はそれなりにあるのかも知れませんね。感電しても一撃死は回避されるとかもありそう。




