きっとその内寄って来る(願望)
密やかな野望だったりするモノ
闘争本能。それは生きとし生ける者にとってはいつの時代も
切り離せぬやっかいな物らしい。
テストの点数やら成績の良し悪しからあるいは食い気まで。
購買の焼きそばパンがいつも争奪戦になるのは
スーパー等のおばちゃんラッシュ同様いつ観ても見飽きないね。
コロッケパンとかも結構人気だけど格が違うし。
かくいう私は例によってお稲荷さんセットに手が伸びる口。
赤いラベルの狐印の即席蕎麦も好きなんだけど、
ポットのお湯が先に売り切れるとはどーゆー事なのか突っ込みたい。
この学校の購買は中で担当のおばちゃん達が作るタイプ。
よってベーカリー並みの美味しい焼きそばパンが売れるのは分かる。
コロッケだってお稲荷さんだって出来たてに近い物がある。
「今度肉丼作って売る事になったから良かったら買ってね。」
とオマケこそ出してはくれないけどおばちゃんが新作予告してくれた。
そのお肉ってひょっとしなくても焼きそばパン用のお肉、ですよね？
学校のすぐ近くには近隣住民用のコンビニやスーパーもあるので、
お昼のお客さんの奪い合いはもはや日常茶飯事なのであろう。
新メニューが生き残れるかどうかまでは不明なんだけど。
「おーい。結音！！新作の狐の玩具菓子がスーパーに入荷してたよー！」
とスーパーの方で昼飯その他を買って来たクラスメイトが教えてくれた。
頼まない限りは買って来てはくれないので情報だけだけど地味に有り難い。
VRや様々な便利機器が発達したこの時代であったとしても玩具菓子は
実店頭の棚から消える事は無いんだよね。３Ｄプリンターは昔に比べると
大分安くはなってはいるけれど、市販品買った方がまだまだお得です。
物欲アンテナと呼ばれる様なモノは高く上げている訳じゃないんだけど、
私が狐好きなのは大概の人が既に知っているので教えてくれるのである。
時には向こうから呼んでくれる様にはなって来たけど人伝な事も多いんだよね。
前にも言及したかつて隣の大陸では龍グッズを集めてた方の場合は
本物が目の前に現れた時、余りの迫力に逃げ出してしまったそうである。
折角のチャンスなのに勿体無い。まぁ気持ちは分からないでもないんだけどね。
真に残念な事に私の元にはまだモノホンの狐さんは現れた事はない。
リアルの動物園にはそうそう通い詰める事も出来ないので
顔を覚えられた事すらないのだし。
そういう意味では私はまだまだ修行が足りないのあろう。
実際、集めだすと結構呼ばれるモノらしいです。 6/16：重複部分を発見したので該当部分を書き直ししました。
