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電子狐になりまして  作者: きつね耳モフモフ
開始編
60/106

オリエンテーリングではありません

授業の一貫だったらしいです。

 「えーと。この地図だとこの辺に消火栓が・・・あ、あった!」 

本日は班毎に別れて白地図片手に街を歩き回るという授業です。

地味に私の仮宿近くって、先生何か私に恨みでもあるんでしょうか。


 女子会とかやる時は流石にファミレス等で行うのですけれども

まれに無料宿屋代わりにされたりするので油断は禁物です。

流石に今回の班には友人はいないので借宿の事は黙ってますけどね。


 「お。あんな所に安売り弁当の店があるんだね。」

あぁあれはすぐ隣りにある安売り工具店行く人達向けのお店ですね。

立地条件的には凄くお客さんに恵まれたお店だとは思います。


 女子の端くれとはいえ毎回の如く自炊では草臥れちゃいますからね。

VRではお腹も膨れませんし、たまにお世話になっておりますです。

揚げ物とかお稲荷さんとか時々オマケしてくれるおばちゃん有難う!


 「あーでもあの系列店てこの辺じゃあそこだけなんだ。」

と早速携帯端末で情報収集してたクラスメイトが残念そうに呟く。

なんと!私の生命線の一つは絶滅危惧種でした。それは贔屓にせねば。


 この区画には小学校もあるのでそっち方面にも向かいます。

グラウンド内の遊具とかサッカーゴールとかを傍目に地図とにらめっこ。

校門直ぐの横断歩道等を白地図へと書き込んでいきます。


 「あれ。あの車、特撮の番組で見た事あるような・・・」

と首を傾げる男子の目線の先では車の販売店の店先に止まる妙な車。

あれは多分そういう民生品か何かでしょう。流石に本物じゃないってば。


 街角の小さなお稲荷さんにちょこっとご挨拶したら、

郵便局やら消防署の前を通りつつ帰路へとつく事に。

途中拾ったお財布はリーダー役が近くの交番へとちゃんと届けます。


 それにしても「バリア」って結構そこらに転がっている物なのですね。

福祉用語として使う事もあるその言葉はあまり馴染みはありませんけど、

凸凹とか多いから、昔は結構移動とか大変だったらしいです。


 動植物達にとっては格好の潜伏場所だったりはするんですけれどね。

とある街で見かけた光景をヒントにしてみました。お弁当屋さんでオマケ貰えるのってある意味羨ましいぃ・・・!

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