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電子狐になりまして  作者: きつね耳モフモフ
開始編
6/106

ぐるぐる

的は回る。

 コンソールの『ランダム』ボタンをポチっと押してみたら、

「『ランダム』を選択すると2度とこの場所には戻ってこれません。」

という警告画面が立ち上がり『OK!/やっぱり止める。』というポップが出た。


「へー。一応親切設計にはなってるのね。まぁ3回しか選び直せないし。」

ここで止めて好きに選んだアバターでログインも悪くは無いけど、

隠された種族も気になるし、素直にOK!を選んで押す。


  「ピコーン!!」と派手目な音が周囲に鳴り響く。


 コンソールになっていた本がほんのちょっと沈み込むとパラパラと閉じ

閉じた本の状態になって本棚の元あった場所へと急速に戻っていく。

入れ替わる様に床から木の円盤状の物が生えてきた。


 円盤の側面には人や獣人や魔物の顔の簡略化した図案が描かれている。

あ。?ってのもあるね。あれが隠し種族なのかな?

そしてダーツのた○だかみたいにグルグル回ってる的みたいな物が勝手に回り始めた。


 一番上の光り輝くマスの部分に止まった絵が決定される種族なのだろう。

一回目に止まった獣人の欄に光るが点ると同時に私のアバターが変化した。

・・・どピンクの猫獣人ってアニメか何かのマスコットキャラですか!?


 すかさず目の前に出た選択用ポップの「NO」を押す。あれは無いわ。

この選択はミスったかも。『ランダム』だと体毛もレアキャラ仕様なのね。

再び元の姿に戻った私のアバターの横で無情に的が回り続ける。


 2回目に1番上に止まった欄はと言うと魔物の絵のトコでした。

鬼娘でも出るかと思いましたがよりによってオークの雌って嫌がらせですか!?

無駄にスリムっぽいケドオークはオーク!緑色のごっつい娘さんは却下です。


 3回目は何になるかなー?と遠い目になってぐるぐる回る的を見つめます。

哀愁漂う私と無表情の私のアバターの横で無常に的が止まりました。

さぁて、結果はどうなりましたでしょうか。


私の目に飛び込んで来たのは・・・


スロットの機械を出現させて自分でガチョンと引く。ってのも考えましたが、運で決めるのなら自動でもいいかな?って事でコレになりました。正式名称なんて言うんだろ?

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