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電子狐になりまして  作者: きつね耳モフモフ
開始編
53/106

みほん市にて

社会科見学的な何からしいです。

今日は学校の授業の一環として見本市に行って来ました。

勿論、VRでは無く現実での見本市ですが。

幕張とかお台場みたいな広い会場を皆で回ります。


「こちらのブースでは室内向けのデザインについて・・・」

「テロリロー♪お湯が沸きました!」

等といった室内向けから室外で使う器具等の説明が賑やかです。


 そういえばゲームの中のあの櫓もこういった

便利グッズやらの類いだったりするんでしょうかね。

ストレスフリーとかいう物を具現化した物なのかも知れませんが。


「見てみて。新型システムキッチンだってさ。」

と友人の一人が指さした先ではデモ調理光景が放映されてました。

えーと。『拡張現実機能付き。』ですか。結構便利そうですね。


 例えばお肉や丸ごとなお魚をまな板の所に置くと

下拵えの仕方が食材付近に浮かび上がります。

いうなればあれは一種のチュートリアル機能か何かでしょう。


 指示に従って包丁で捌いていけば、楽に処理が出来るとか

出た生ゴミはディスポーザーで捨てる手間も省けますとか

レシピはネットの海からも拾ってこれるとか流石ですけれども。


 成る程。携帯端末でもVRヘッドでも使おうと思えば

お助け機能を立ち上げたまま料理する事だって可能なのですが、

それを専門化した物をシステムキッチンに実装したって事でなんですね?

 

 電気代とかメンテ費用とか消耗品交換の事を考えると

まだまだ改良の余地はありそうですね。まぁあれは見本ですが。

流石にお魚捌くのにスプラッタな光景は映像にはありませんでしたし。


 VRの視界越しのゲーム世界ではスプラッタな光景は規制もあって

描写は控えめですが、現実の世界ではそうもいきません。

下処理後の調理器具の洗い方もレクチャーしてくれるらしいです。


 一方で猫車みたいな物から車椅子何かはそれ程変わってないみたい。

新素材で小さく折り畳めますとか軽くなったとかいろいろですが

補助器具扱いなので今はサイバティクスとやらが人気らしい。


 VRの世界では四肢の欠損はそれ程問題ではなくなりつつある。

ゲームの世界で無くても走ったり跳んだりはお手の物だけれども

現実の手足やらを望む人は無くなりません。例え再生技術が進んでも。

キッチンに便利機能が付くのがいいのか悪いのかはこの際置いておいて、こーゆーのもありかな的な回となりました。前振り的な物まで内包させようとしたのは失敗したかも。

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