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電子狐になりまして  作者: きつね耳モフモフ
開始編
51/106

助けられました

新たな森で出会ったのは

 2足動物たるそのナマモノの利点は武器防具を標準装備出来る事。

そしてなりよりも得意な事は、増える事。であろうか。

1匹見かけたら30匹は居ると思われるであろう彼らの天敵は。


 このゲームにおいてはどうやら『動物』種になりそうだった。

特に彼らを狙いうちにするのは攻略班でもその他大勢では無くて。

・・・後方支援組、その中でも資材回収班とも呼ばれる狩人達である。


 そう、かつて出発地点から検証班と共に移動した事もあった

あのヒャッハーな愉快な人達の事である。

彼らは何もゴブリンに対して恨みを持っている訳ではない。


 彼らが欲するのものは唯一つ。それは安定して得られる素材だけ。

彼らは攻略組の様な新規開拓の地へ行く程の貪欲さは持たないものの

まるで畑を耕す農夫の様に採れる物のランクの良さを競い合っている。


 今回ゴブリンがその対象となった理由もまたそれの延長であって

即相手を殺したい訳ではない。だから得られる称号も余り気にはしていない。

彼らは今日も緑色の小人を探して雪原周辺の森を彷徨き回る。


 雪原を越えた先はまたこんもりとした森が広がっていたのですが、

『人間』の町だかに近付くにつれ出てくる様になった『魔物』達。

彼らは敵なシンリンオオカミなんかよりも手強いのは分かるんだよね。


 小人とは言っても彼らは人間の子供位の背丈位になる『成体』だ。

まだまだ子供な私達じゃほぼ互角か格上なのにそれが武器防具纏っている。

普通の『動物』なら襲うの躊躇しちゃいそうな相手、なんだけれども。


 狩人達にしてみたら中身なんぞはどーでもいいらしい。

彼らの欲求は如何にして素材を傷付けずに手に入れられのかだけだそうで。

横殴りもなんのその、今しがたまで私が対峙していた1体のゴブリン。


 それが斜め後ろからの攻撃で 文字通り吹っ飛びました。

いや、私もついうっかり素材を探しにこの森まで迷い込んでいたのも悪いんですがね。

進退極まって飛び掛かるタイミング図ってたらこの様ですよ!?


 当然反撃のヘイトがその人に移る訳ですが、あっという間に

ぶっ倒されてひん剥かれていくゴブリンの姿に凍ってましたよ!ワタシ!!

手際がいいとはこの事を言うんでしょうか、マジ容赦ありませんね。


 その後で横殴りの件で謝られてむしろこっちが感謝したり、

素材の大半を彼に上げる結果となって喜ばれたりとかありましたが、

首根っこ咥えられて小屋まで生きて帰れましたので良しとしましょう。


 ボルゾイっぽいその犬獣人プレイヤーさん曰く、私みたいな命知らずが

たまにこっちの森に迷い込むのでレスキューも兼ねているそうな。

何かお手数おかけしてスイマセン。もう無茶はしませんよ。多分。


 因みにゴブリンの装備は殆ど無加工で装備出来る物が多いらしくて、

ランクが高い物だと+効果が付く物もあるらしいですよ?そりゃ狩られるわ。

例え装備出来なくても売り物には出来る。布切れ1枚だって大事だよ。


即製品が手に入るんなら一から作らなくても楽、ですもんね(ぇ。今回はぼかしましたがゴブリンの装備だって馬鹿には出来ませんのでおぃおぃ内容を追加していきます(そろそろ改定前のストックが尽きてきたとも言う)。

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