それは見逃せないモノだったり
どうやら宣伝に使われた様です
数々のロープによってしっかりと繋がれた建材が
その下に代わる代わる敷かれる丸木のローラーの上を
ロープを引っ張る多数の者達の手で山間を移動していく。
建材がその通り過ぎたら丸木は素早く回収されて、
建材の進行方向に敷設されまたローラー代わりとなる。
そう言った一連の流れるような作業で建材は目的地へと進む。
えっちらおっちらと彼らが目指すは滝壺脇の崖である。
猿顔の草履取りの人が使った方法の川流し部分は却下されました。
GMさん曰く、やったら最後建材が粉砕されるだけだそう。
まぁ建材は滝から落ちても受け身は取れないしねー。
かくしてえっちらおっちらと『御柱祭』宜しく移動してたんだけど
まさかその時の光景を記録して宣伝に利用するだなんて。
転んでも無料で起きないとはこの事を指すんだろうなと
私は呆然と駅前広場の大型動画広告に見入っております。
学校帰りに駅降り立ったら人混みがいつもより多くて。
彼らの目線の先を釣られて見上げてみたら、その光景が写ってました。
公式さん。・・・あんたら鬼か。
そりゃあさ、赤の他人から見れば微笑ましい光景だよ!?
フワモコだったりプニプニしたある意味やんちゃ盛りの者達が
一心不乱にだったり必死こいて身の丈よりも巨大な木の塊を運んでるんだし。
つい記録として撮っておこうと思ったってそりゃ罪じゃぁ無いんだろうけど。
観られてる側の一匹だった私に取ってみれば他人毎なんかじゃない。
いくら外見が違って観えてるとは言ったってさぁ。
それは販促・・・いや、反則でしょーっ!?穴にあったら顔突っ込みたい。
大画面見入ってる方の中には携帯端末で同じ画面が流れてるっぽい人も居る。
比較なのかどうかは知らないけれど指差しまでして確認取ってるし。
大画面の隅でちょろっと写ったのはひょっとして私のアバターだろうか?
リアルの『御柱祭』では氏子さん達とか男性ばっか映ってた気がするけど
ゲームの中じゃそんな『縛り』は関係無い。お祭りそのものの再現じゃないしね。
こうやって他人事の様な顔して画面を見入る事だって許される。
でもね。やっぱり斜面をずり落ちていく木落しの場面でそのロープを
咥えて離さない小狐とか見てると、我が身が体験した事ながらこう思うのである。
あぁ。やっぱりリプレイは恥ずかしい。と。
ノリとしてはプレイ動画なんでしょうが公式がそれやってるという。動物動画とかって何時の時代も結構人気みたいですしね。人間その他のプレーヤー達も公平を期す為にこういった形でイベント等が公開されている筈です。




