御柱
どうやら体感する羽目になった様です。
ガレ場の簡易木道の設置の為の一次荷揚げはほぼ完了した。
後は何処そこに何を設置してどうのこうのしようかという
詰めの作業に入る事になる。
それまで荷役をやっていたプレーヤー達は取り敢えず
手持ち無沙汰になった訳なのであるが、
今度は別な場所から荷役の募集が入ってくる様になった。
言わずと知れた例の滝方面である。
縄や葛による崖の登坂だけでは飽き足らず、
移動の不便さを何とかしようと運営さんとも掛け合った結果。
例の運動会の櫓を何とか利用出来ないかという話になったそう。
但し設置の後の面倒はこっちがNPCにやらせるから
そこまでの資材の運搬はプレーヤーがやれと言う事になったとか。
何か旨い事言いくるめられている気がしないでもないけど
設置位置によっては高低差をも利用して、水を動力とする
エレベータータワーにする事も可能なのは魅力的。
・・・そーいや運動会の時も水動力でしたっけね。アレ。
で、肝心の資材の運搬なんだけれどさ。
あれー?こんな光景つい最近リアルで観た事が有るような・・・
運搬しているのが人間か動物かの違いはあるんだけれども、
やってる事はまんま『御柱祭』だよねー?どぅしてこうなった。
「えっさーほいさー」とか地面に転がってる丸太を皆で引っ張ってさ。
気づいた中の人達もノリノリでやってますけど、
私達、『動物』ですからね!?上流して来た獣人な方々も混じってるけど!
因みに獣人なプレーヤーさん達も私達同様『成長期』でした。
大事な事なんでも一度言います。“彼らも”『成長期』なんです。
なんと全種族共に『幼体』からのスタートだったと言う・・・
いいのかそれで。進化キャンセル?みたいな事してる強者はいませんよね???
ふとロリキュバスなアバターの事とか思い出したけれど、
あれはあれでどーゆー扱いなんだろう。最初からあの姿で固定なのかな?
余計な事を考えていた私は案の定というか。
あの『御柱祭』の映像の如く斜面を下る柱パーツと共に坂を駆け下る羽目となる。
こーゆーオブジェクトは本来運営さんがメンテ中に設置してしまうんでしょうが、あえてプレーヤーに材料の移動とかやらせる場合もあってもいいと思うんですよね。設置後は設置後でメンテ資材収集クエなどが設定されますのでβプレーヤーだけが苦労する羽目になる訳では無いという事でここは一つ。




