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電子狐になりまして  作者: きつね耳モフモフ
開始編
41/106

山へ山小屋を建てに

山越えの準備に掛かる様です。

いっちにいっち。オーエスオーエス。ギリギリギリ。

清涼飲料のCMではありませんが有名な台詞も要るでしょうか?

現在山の上へ向けて分担して荷物を移動させてる真っ最中です。


 時間が無かったり距離稼げない人等は途中にある

仮設一時保管所にぶち込めばいいだけなので引き継ぎも楽。

ガレ場だって攻略不得意な方は荷物扱いで攻略も可能です。


 尚、川を下っていった方々は大きい滝に遭遇したとかで、

死に戻りでもしない限りは戻ってこれない状況に陥ったとか。

ただ悪い事ばかりという訳でも無く新たな出会いもあった様です。


 どうもプレーヤーな獣人さんに釣られた方が居たみたいで

彼らの出発地点の村が支流の近くにあるのだとか。

彼らにとっては崖越えですが、その内交流も始まるでしょう。


 なんせこの村にはNPCとは言え獣人さん居ますしね。

材料さえ崖付近に持っていければエレベーターモドキ組めるのかな?

運動会の時の木組みの櫓は多分その為のフラグだったのかも。


 生産組で環境依存による状態異常とか嫌って移動を渋ってる方々は

率先してそちらへの道筋をなんとかしようと奮闘しているみたいですが

山越えの為の簡易山小屋造りに燃えてる人達も居たりする訳でして。


 流石に七輪とか簡易懐炉とか抱えて山越え出来る程手先が起用な

プレーヤーさんは限られてますからねぇ。猿系とかなら兎も角としても。

ただまぁ簡易山小屋なんぞが乱立する事は今後も多分無いでしょう。


 運営さんもちゃっかりしているというか何というか、

簡易建物系を作って設置するのにあたっては課金が必要なんだそう。

しかも時間経過で劣化するので時々のお手入れは欠かせないのだそうです。

その為の材料なんかは無課金で手に入れられるので私達はそのお手伝い。


 今回の建造はβと言う事もあってか特典で無料で設置出来るらしいですが

ひょっとしなくても運動会の時の景品か何かですか?

尚、設置者は当然というか運営さんなので移築は不可らしいですけどね。


 出来上がるのは小型のバンガロー程度の大きさの物が限界らしいですが、

材料を持ち寄りさえすれば持ち主以外も利用出来るのであれば

それを利用しない手はありませんからね。避難所兼ログアウト場所は必須です。

ゲームによっては各プレーヤーが建てた小屋が乱立するなんて事もあったりするんでしょうね。大概建てられる場所は決まっては居るんでしょうが。材料と時間と課金さえすれば建てられまくれるというのも考え物ですので、このゲームでも制限は厳しい物になるとは思います(今回は特例)。

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