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電子狐になりまして  作者: きつね耳モフモフ
開始編
37/106

晴れ時々ヒヨコ

拾い拾えば

空を飛ぶ。それは地上を闊歩する者の憧れの一つ。

それは将来空を飛べる鳥類ならば尚の事だろう。

種類によってはヒヨコの内に岸壁ダイブだってやる位だし。


 リアルは兎も角としても競技としてはヒヨコの特性を

利用しただろうソレは村の広場に組み上げられた木の櫓の

その最上階から次々に降って来る色とりどりの『ヒヨコ拾い』。


 着地地点には一応フワフワな綿みたいの敷いてあって

怪我がなるべく出ない様にはなってはいるのだけれども、

地上で降って来るヒヨコを受け止める側はとっても大変です。


 水動力のカラクリと動く木の歯車のエレベーターで

櫓を上っては落ちまくってる彼らを受け取るのは

頭に籠乗せた爬虫類さんとか猫系さん達ですね。


 爬虫類系な方々は頭に籠を括り付けてあるみたいですが

猫系な方々は前足使って籠持ってる人が多いみたいだね。

籠の中も綿毛で満たされてて暖かそう。


 受け止めそこなったヒヨコさん達は床の綿の間に収まっては

ピヨピヨと場外へと隙間をぬって脱出していくので

万が一の場合にもコケた受け手側に踏み潰される事も無い。


 落ちる方と転ぶ方、どちらにもハラハラさせられながらも

いろんなヒヨコさんが次々に捧げられてる籠へと収まって行く。

ふよふよと落ちる落下傘装備のヒヨコさんは猛禽系かな?


 水縁系の方々は水の満たされた透明なガラスだか

水晶のケース内で落ちてくる木の実拾いとかやってるみたいだし

落ち物ゲーはやる側だけで無く見る側にも結構人気の様です。


・・・一部食い気でやってる人達も居るみたいだけど多分気の所為だと思う。

ゲームとはいえ多分食物連鎖的な捕食衝動に駆られる人はいないとは思うんですけどね。ついつい相手を美味しそう!と思っちゃう人が出たとしても仕方ないのかも。ログアウト後の現実世界では食品が良く売れた事でしょう。

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