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電子狐になりまして  作者: きつね耳モフモフ
開始編
27/106

結音はきつね好き?

学校にて

いつもの様に夜が明け、いつもの様に今日という日が動き出す。

私はいつもの様に焼き立て食パンと甘めのカフェオレ飲んだら

いつもの様に一駅先の専門学校へと自転車と電車で通学だ。


 学校への通り道に点在する街の街頭電子広告では日常生活品の宣伝や

VERMILION(ヴァミリオン) HORIZON(ホライゾン) ONLAIN(オンライン)』やVR機器の宣伝が

賑やかに流されてたりしていたりする。


 当然と言うか学校での休み時間での友人達のは話題もそれで、

私のキャラが狐だと知ってる彼女らには突っ込まれまくる羽目となった。

「そうそう。(きつ)ねぇはどんな『分科』を選ぶ心算なの?」


 ん?もう『分科』先が公開されてるのかな?と?マークの私に

休み時間に攻略掲示板を見てた友人がその書き込みを教えてくれた。

その情報によると麓の村とやらに到着した攻略組が『成長期』に入ったらしい。


 で、肝心の『分科』の内容は、と云うと。

「何かね。『色』を選べるみたいだよ?総合すると全部で五色だってさー。」

『色』。・・・『色』って体毛色の事なのかな?完全固定じゃないんだ。


「うーんと、『黄』『赤』『白』に『黒』と『青もしくは緑』って何これ?」

と友人が掲示板を見つつ首を捻ってる。

「てか、結音(きつね)の場合は狐だよねぇ?・・・青い狐って居たっけ?」


 青い狐か。「確か北極狐の一種でそんなのが居た筈だよー。」と教えてあげると

「ふーん?そうなんだ。じゃぁ黒は?」「それはメラニズム化か銀狐だと思う。」

ふふん。私だって伊達に『きつね』呼ばわりされてる訳じゃないのよ。


 名は体を表すとは良く言った物で、私は『狐』なモノに良く縁がある。

龍が好き過ぎて本物呼んじゃったとかいう古代の龍萌えな人には負けるけど、

狐に関する知識は当然持ってたりする。後、グッズとかも狐さん中心だね。


・・・きつねがキツネ好きになってしかもゲームで狐さんやってるんだから

世の中ってほんとに面白い。

私はどんな狐さん目指そうかな。

好き過ぎると逆にグッズとかに呼ばれる様になるそうですね。ゲームアバターが狐になったのは本当に偶然でしたが、彼女はどんな『色』を選ぶのでしょうか・・・

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