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電子狐になりまして  作者: きつね耳モフモフ
開始編
25/106

関話 攻略は怒涛の如く

集団戦法なら怖くない。

 森の中を『動物』達の群体が複数の固まりとなって移動している。

彼らが目指すのは次の攻略地点である森の開けた所にある草地とその先だ。

里と平地の中間地点にその草地はある。


 森の中から出て来た彼らは思い思いに草地に散っていく。

生えている草よりも目線が低いヒヨコ達にとってはそこは大海原だ。

犬猫や熊等な人達は彼らより若干遅れ気味だがノシノシと歩いていく。


「ピーヒョロロー。」NPCなトンビ達が空を舞って移動して来た。

物見役をやってる猫がすかさず戦闘体制に入り、トンビを警戒する。

『敵』である以上は、皆が標的だからだ。油断は禁物である。


 サーっ。と降りて来てランダムに向かった先は『犬』だった。

だがしかし、ナマモノのフワモコ仔犬と違って中身は人間である。

ストレージから引っ張り出したナイフで必死で抵抗される運命となった。


「グルルル!!」のっそりとこっちの藪から顔を出したのは

山犬の群れだ。だがもはや臆する事も無い彼らは平気で向かっていく。

ヒヨコラッシュや鳥葬ならぬ子猫葬やら子熊によるハグetc・・・


 個々の戦闘能力は低くても数の暴力による攻略法を使える彼らは

ある意味人間達のそれより凶悪な徒手空拳をも使えるだけにタチが悪い。

あっという間に『素材』の山となり山分けされていく。


 彼らの一部が到達目標の一つである山の麓の村に辿り着く頃には

ある変化が彼らの身に起こり始めていた。『幼体』から『成長期』へ。

それは、いよいよ最初の『分科』を選択する刻でもあった。

先行組は『成長期』に入りかけてるみたいですね。最初の『分科』先はどういった物があるのか楽しみ?かも。

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