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電子狐になりまして  作者: きつね耳モフモフ
開始編
24/106

役割(ロール)は様々

安定の『擂り粉木』ネタです。

暑苦しい笑顔で私を見送ってくれた犬獣人なNPCを後にして

道具屋を探す。確か薬草袋の絵の看板が出てた筈。

NPCで無い『動物』溜まりを探せば・・・あ、あったあった。


「い"らっシャいませー」

 ふてぶてしく足を投げ出したでっぷり太ったシャム的なネコさん

が店員のそのお店で早速余り物の買い取りをお願いする。

『ヨモギ』とか『薬草』とか売ったお金で懐も多少は潤った。


 さてと。代わりといっては何ですが、何か買ってかないと。

道具屋だけあって売ってる物は碌な物は無い。

調剤だか調理用の道具が中心だね。『擂り粉木』とか。


『擂り粉木』は固い木の棒だから、使おうと思えば武器にもなる。

国民的某RPGゲームでも初期武器として似た物があった位だし。

単なる『ナイフ』は多分家庭用の果物ナイフ程度の代物なのだろうけど。


 他には『すり鉢』とかもあったけど、『杵』や『石臼』は流石に無い。

まだ『分科』すらしてないちびっ子『動物』達には向かないのは分かるけどさぁ。

検証班とも呼ばれる攻略組の人達にとってはそんなの関係ない。


「ねぇねぇ。この『ヨモギ』で『ヨモギ団子』作れないかなぁ?」

「いや無理でしょ。『お米』とか『団子粉』とかまだ無いし。」

「とりあえず『薬草』と混ぜてみる?『ポーション』造りの下準備になるかもよ?」


 通行の邪魔にならなさそうな場所で早速というか案の定というか

ぴーちくぱーちくと生産職な役割(ロール)を目覚し始めた『動物』達が

レシピ作りへと奔走し始めているっぽい。流石だねぇ。


 私はとりあえず『ナイフ』を買おうかな?目指すは忍犬ならぬ忍狐かな?

巻物とか鍵を咥えれば神様のお使いにだってなれちゃうかもね。

もっとも今はまだ単なるモコモコ玉ですが。

まだ体毛やらが生え変わってないヨチヨチ歩きの獣達が武装して本気で襲ってくる光景って想像してみたら結構シュールでした。『擂り粉木』ネタはこーゆーのだと外せないんです(真顔。

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