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電子狐になりまして  作者: きつね耳モフモフ
開始編
20/106

初クエスト①

しょっぱなからぼっち

 NPCが要求する『薬草』は全部で5個だった。楽勝だね?

早速里の外へと移動をしようとしたらいきなり右から声を掛けられた。

「やぁ、これからクエストにいくのか?良かったら俺らとどう?」


 右に首を向けると多分、リーダー格っぽい大柄な熊っ子が居た。

多分初期設定の際に身体設定で大柄な体格を選んだらしい彼?は自信満々だ。

彼が首で俺の後方を見ろ。と言わんばかりに首をクイッと振ってみせる。


 んー。どれどれ。と彼の後方をチラ見すると、

彼の暫定的なパーティーメンバー達が屯ろしている様である。

んー。なんか皆、犬系っぽい気がするんですが。私は狐さんだよ?


 みんなフワコロだし、犬も狐も初期体毛色は皆同じに見える。

だから多分犬と勘違いしたのだろう。と私は簡単に結論付けると、

丁寧に勧誘を断ると、その場をそそくさと後にした。


 里の外に出てしまえばもう勧誘のお誘いも無いので、

後は気ままに探索しながら、森の中で『薬草』を探す事にする。

先発してる獣達があっちこっちでモサモサやってるから探すのは楽だった。


 誰かが採った跡の一つに近付き、再ポップを待ってまずは匂いを嗅ぐ。

VRMMOの進歩もあって一定の匂い付きはゲーム内でも解禁されてるので、

『薬草』ならばそれっぽい匂いがする物なのである。これはミント系かな?


 イベントリから『初心者用採取ナイフ』を取り出すと、

そのままナイフをあーん。と開けた口へと咥えさせてみる。

アシスト機能によって実際の口で咥える動作はし無くてもいいのが有難いね。


 後はミニゲーム感覚で目測と距離を測りつつ『薬草』を採取出来るまで待つ。

ガスガスと首を振ってアバターが『薬草』を掘り出し終わった。

うーん。これ、本当に『薬草』なんだろうか?『鑑定』は持ってないので正体不明。


 イベントリにそそくさと『薬草』らしき物を放り込んで、次のポップ場所へ。

『薬草』?は重複可能アイテムだったので五枚程取った心算だったけど、

3枚しか同枠に収まって無かった。後2枚は別物だったらしい。

次回もクエストの続きです。

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