キャラクターメイキング
キャラを作る段階に入りました。
開けた別窓以外に何も無かった空間が中世ヨーロッパ風の部屋へと
急速に変化していく。さあて。これからキャラメイクだよ。
『これよりキャラクターメイキングを行います。貴方様のVRヘッドにて
初期スキャニングを行いますので暫くそのままでお待ち下さい。』
という無機質な女性の声の元こういうゲームの常として、アバターは基本的には
使用している本人の姿をスキャニングされた物が基本的な姿として表示されていく。
当然私の目の前には私そっくりな女性像が出現したんだけど。
背景には似合ってないと思うんだよね。これ。まぁこれから弄り倒すんだけど。
その私のアバターの後ろの本棚の中から一冊の本が空中に飛び出し、
パラパラとめくれる事でスキャニング中である事を暗示していたが、
そんなに待つまでも無く、開いたページがこちらに向けられる形で開示された。
どうやらそれが容姿や使用する種族を弄る為のコンソールとなるらしい。
「AIによる美男子な執事さんとかは出番は無いのか。残念だねぇ。」
とある意味贅沢な文句を言いつつ内容を確認する。
「えっと。あったあった。性別変更の項目が。では念の為に『男性』にしてと。」
とまずはお目当ての一つの項目を切り替えるとアバターが若干男性ぽくなった。
「細かい部分は自分で調整しなきゃいけないのかな?どれどれ?」
と数値のスライドボタンを弄って遊んでみる。結構面白かった。
設定を全部元に戻すと再び女性に戻って、今度は巨乳とか洗濯板とかデブとか
いろいろ試し終わると目的のロリチビを選んでみる。
お遊びはこれからだ!なんちって。
VRMMOは体感型である以上は余りかけ離れた体系だとバランスがおかしくなって
コケまくったりするらしいので弄り過ぎると警告も出るには出るんだけど、
実際に怪我をする訳でも無いし、あえてのドジっ娘ロリキャラもいいかな?と思ってさ。
で、次は種族決定のページらしいんだけど、このゲーム、事前情報も
集客の為にか全部で五種類の種族が選べるという事意外は公表してなかったんだよね。
だから、それを確認した時、その表記を私は2度見する事になったよ。
さて、どんな表記がされていたのでしょうか。次回は種族設定回です。