犬であり猫でもある
よーやくやってきました種族バレ!
さらに色んな犬の姿を想像している私を無視しつつ、
『それでは、次に貴方様の種族を確認致しましょう。』
と『リリー』が次なる説明に入る。
『貴方様の種族名は『ステータス画面』で確認出来ます。』
んもぅ。分かってますって。どうせ『イヌ科』とかって言う風になってるんでしょ?
モフモフ玉とか異世界風な名前になってたりするかも知んないけどさ。
『後で決まり文句等は変更する事も可能ですが、ここは一つ、
『ステータス・オープン!』と宣言してみて下さい。
貴方の目の前に『ステータス画面』が出現致します。』
はぃはぃ。お約束、お約束っと。
では。とっととクエストを進めてしまいましょう。
『ステータス・オープン!!』
ポン!と言う音と共に、半透明の『ステータス画面』が出現した。
子犬っぽい私の現在のアバターの顔写真っぽい物の横には
私の名前欄と現在のレベルと種族名と性別と右の隅に◎のみが載っていた。
名前:無し
現在のLV:01 ◎
種族名:キツネ(幼体)/♀
・・・。えーと。右の◎が『ステータス』の詳細画面?
へのショートカットなのは大体予想は出来るんだけどさぁ。
種族名:キツネって。私、『犬』と『猫』両方の特性持ってるって事?
ある意味『レア』じゃん。やったね。日本人てば狐さん大好きだもんねー。
私将来モテモテじゃん。尻尾モフられまくるんだ。うんうん。
って、私が素直に喜ぶと思うかーーーっ!?
やだー!モフモフなワンコとか、ツンツン感じの猫な方がいいーっ!!
とジタバタと駄々っ子の如く地面を転がりまくる私を前に
ふよふよと『リリー』が次の動作に入るタイミングを図っていた。
種族名:キツネの中身に関しては次回に回します。ホントはコギツネにしたかったんですが、デフォルトな種族名としてはおかしいのでキツネ(幼体)にしてみました。




