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バットラ!~Battle Triangle 三校対抗全面戦争~  作者: くつぎ
第二章 その少女、『極神』
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『極神』、参戦

「全面戦争?」

「そう、そうなんだよ!」


 放課後、一年三組の教室。

 帰る準備をしていた帆風の元を訪ねたのは、全面戦争の参加メンバーを集めている三崎。


「永峰さんに匹敵するレベルのメンバーを五人集めないといけないんだよ!」

「永峰」


 帆風は考え込むように腕を組み、しばらく経ってから小首をかしげた。


「永峰一斗?」

「そう! 『最強』・永峰一斗! かつての大乱闘をたった一人でおさめちまったものすげー人だ!」

「あー、なんか知ってる。聞いたことある」


 ガシガシ、頭を掻きながら、帆風は目を閉じる。


「永峰一斗に匹敵するメンバーを、五人?」

「そうそう」

「三崎くん、ずいぶんな無茶ぶりされたねぇ」

「ええっ、やっぱりこれ無茶ぶりだったのかよ!」


 ショックのあまり、頭を抱えてしゃがみこむ三崎。

 帆風は困ったように頬を掻くと、申し訳程度に三崎の肩をポンポンと叩く。


「大丈夫だよ、三崎くん」

「いまさらだけどお前、先輩に向かってタメ口ってどうなの」

「どうあがいても人数的には勝てそうにないけど、やれるだけのことはやる」

「ほ、本当か!」

「勝てなくても許してくれるなら。ねー、架月」


 そう言いながら、帆風が廊下の方へ視線を送る。

 三崎はその視線を追って、同じように廊下の方を見た。


「か、架月!?」

「そろそろ交渉できてる頃かと思って」


 眼鏡の位置を直しながら、架月が帆風の隣に着く。


「え、ちょっと待って、どういうことだよ架月」

「どうもこうも、なんて言うか」


 ちらり、架月が帆風の方を見る。

 帆風は小さく首をかしげてから、三崎の方を見た。


「分かりやすく言えば、僕が二人目だけど」

「……は?」

「言ったでしょ。この子を引き入れられたら、もう一人紹介できるって」

「お、おう、言ってたな」

「それ、僕」


 あんぐりと口を開いている三崎。

 その様子を見て溜息をついてから、架月は改めて口を開いた。


「これでも一応、『神官(シンカン)』って名前で通ってるんだけど」



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