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バットラ!~Battle Triangle 三校対抗全面戦争~  作者: くつぎ
第十三章 『極神』と『神官』
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『一高』、現着

 さて。

 ここからが戦争。


「……結構なことになってますね」

「あっはっは、本当だ」


 場所は三座川高校、校門前。

 すぐそばにぐったりと倒れこんでいるのは、制服からして三高の生徒らしい。

 架月はそんなことを思いながら、ちらり、屋上の方を見た。


「すでに一悶着も二悶着もあった後、みたいですね」

「確かに。ま、でも遅刻ではなさそうだ。ほら」


 千里が屋上を指さすと、同時に爆発が起きる。

 誰と誰が戦っているのやら、見当もつかないが。

 どうやら確かにそこでは、まだ戦いが続いているようだ。


「灯熾」

「ん、何かな千里にーちゃん」

「三高の強いやつって、何人か知ってる?」

「私の交友関係から言えば、『時刻』と『機巧』くらいなのだけど」


 そう言いながら、灯熾はちらりと倒れこんでいる二人を見る。


「『機巧』はこの状態だし」

「あ、こいつら強いんだ」

「一応ね。でも、それ以外はよく知らないな」


 灯熾が小さく溜息をつく。

 続いて、千里は架月の方を見た。


「架月くんは? 誰か知ってる?」

「僕は『時刻』くらいしか知りませんね。彼は中学が同じだったんで」

「あれ、じゃあ私とも同じだったはず」

「あれ? あー、同じクラスになったことないと覚えてないな」

「あはは、私も覚えてない」


 架月と灯熾のそんなやり取りを聞きながら、千里は続いて帆風を見る。

 帆風は何かを聞かれる前に、口を開いた。


「強い子、でいうとあまりわからないですけど、仲良くしてる中で戦えるのは『百式』の斑鳩奈音ちゃんくらいですかねぇ」

「帆風ちゃんと仲がいいなら、強いんだろうね」


 改めて、千里は屋上の方へ視線を送る。

 ふと、屋上のフェンスに誰かが乗ったのが見えた。

 高いところから、仁王立ちでこちらを見る、その人影。


 楽しそうに嗤う、飛鳥の姿。


「馬鹿と煙は高いところが好きって、本当だよね」


 同じように、楽しそうに嗤う、千里。

 その隣で、架月が呆れたように笑い、帆風が面白そうに笑う。


「行こうか」


 一ノ宮高校代表、進軍開始。



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