用語解説
本作の用語・設定解説。
『女神フォルトゥナ』
異世界『アウリフレッタ』を管理している神。地球の神よりも上位の神であり、優位性を利用して地球の魂をちょいちょい送ってもらって遊んでいる。
人間一人の魂など星の全リソースからすればたかがしれているが、転送に掛かるコストなども地球持ちなので、地球の神はとても煩わしく思っている。例えるなら「ちょっとコンビニにダッシュしてコーヒー買ってきて」と、頻繁にパシらされるくらいうっとおしいようだ。
『物知りさん』『ノエル』
22年前、日本からアーリフレッタに転生した女の子。日本での名前はシズク。
勇者として当時の魔王を倒した後、この世界の真相を知り女神に戦いを挑むも敗北し、肉体と魂を分離させられた状態で封印されてしまった。
その後記憶を失ったまま、カイトにアドバイスをするスキルとして、カイトの魂にインストールされる。
カイトと共に行動する中で、物知りさんという名前では萎えるとの理由で、名前を付けてとカイトにせがみ、ノエルという名前を付けられた。
彼女は『ラプラスの記録』から必要な情報を見つけるための『検索スキル』を与えられており、この世界のあらゆるものを鑑定できる。『ラプラスの記録』へのアクセス権自体はカイトに与えられた権能なので、ノエルの魂がカイトの魂と分離した状態では『物知りさん』の権能は使えない。
『ラプラスの記録』
この世界のあらゆる事象が記録されている、神の叡智そのもの。膨大な情報を読み解くのはアクセス権だけでは不可能であり、ノエルに与えられた『検索スキル』が必須。例えるならインターネットと検索窓。
ノエルがアクセスできるのは、フォルトゥナが一部を改ざんしたり制限したもの。また異世界の神もある程度はこれに干渉できるようだ。
『アイギスの盾』
カイトに与えられた絶対防御スキル。自分のレベル+50以下の相手なら、どんな攻撃も無効化する。ただし、その攻撃で受けるはずだった痛みはしっかりと感じる。
スキル名がアレなのは、フォルトゥナが暇つぶしのために地球の創作物を好んで読み漁っていたから。
『ニーベルンゲンの指輪』
カイトのモテモテ体質を無効化するために、フォルトゥナがリーゼロッテに与えた神器。モテモテ要素がリーゼロッテの体に届く前に、中和する機能を持っている。
フォルトゥナは、リーゼロッテに状態異常を無効にする神器と説明していた。実際にはカイトとリーゼロッテの戦いが盛り上がるようなステキ機能も搭載されており、そのせいでリーゼロッテはレッドドラゴンに変貌してしまった。
名前がアレな理由は前述の通り。
『モテモテスキル』
女の子に異常にモテるようになる体質。物語冒頭でフォルトゥナが創ったカイトの肉体の特異体質。スキルと言っているが、実はスキルではなく体質。
『聖剣ラングザード』
ノエルの剣。聖剣エクスカリバーの製法を改良して創られた、この世界最高峰の性能を持つ剣。剣に付与されているスキル『ソウルイーター』は倒した相手の魂のエネルギーを全て吸収して装備者を強化する。
フォルトゥナが、暇つぶしのためにかなり本気で創った究極の剣。
『ディアージェス』
魔王軍幹部。レベルが高く強い。もともとフォルトゥナの命令で、ダンジョンマスターをしていた下級神だが、フォルトゥナが魔王を召喚するにあたって、魔王のお守りをさせるために魔王の配下にした。全員イケメン。ディアブロ+ジェネラルの造語。
『ダンジョンマスター』
ダンジョンの管理を任されている下級神。主にダンジョン内で人間に倒されたモンスターのリポップや、採掘された鉱石を補充している。元転生者で、チートスキルを沢山もらった代償に極悪デバフを与えられ、それが原因で死んでしまった者たち。
彼らは死後、フォルトゥナに魂を回収されて下級神として作り変えられたあと、ダンジョンマスターをやらされている。
『ダンジョン』
モンスターが生息していたり、鉱石が採掘できる洞窟。フォルトゥナが、人間を使って遊ぶために世界各地に設置している。
『神聖魔法』『属性魔法』
この世界で一般的なのは属性魔法。神聖魔法は神が行使する奇跡の力そのものであり、威力や効率が属性魔法よりも優れている。適性が無い人は神聖魔法を使用できない。
神が扱う奇跡の力なので『神聖』となっているが、この力自体に聖や邪などの概念は無く、使用者の意識によって、顕現される効果や雰囲気はどうとでも変わる。
属性魔法は神聖魔法の劣化版で、フォルトゥナが魔力の振動数を下げて、人間でも扱いやすいように調整した物。
『ヴェロキタス』
魔力で空間に干渉して、重力や空気抵抗などの物理的な影響を軽減、または無視して高速移動する技術。ラテン語の『速い』から作った造語。
『ミラゼリア』
宇宙のエネルギーを凝縮した、星の実り。神の力を向上させられる高純度、高密度のエネルギーの塊。人間が使用すれば、大きな力に耐えられず、たちどころに魂魄が破裂し消滅する。
ミラクルと、ラテン語の天空とか霊的な物質とかを混ぜて作った造語。
『勇者』『聖女』
おなじみのアレ。本作では伝説として語り継がれている。その昔、三人の勇者と、一人の聖女がこの世界に召喚され、魔王軍と戦った。元はいずれも日本人。
『ナロッパニア王国』
みんな大好きナーロッパな雰囲気の国。異世界『アウリフレッタ』にある国の一つ。ファンタジー世界に、現代日本の文化をふんだんに取り入れた、住みやすくて素敵な国。
20年前、魔王軍との戦いで壊滅した国を、勇者の一人が王となって再建した。
生まれ変わった国に、新たな国名を付けようという流れになり、名前を決める会議で、王が「ナーロッパみたいな国にしたい」と呟いたのを周囲の人に拾われて、この名に決定してしまったようだ。




