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47通目 ベラからアンフィーサへ

私の愛しいお姉さまへ


 拝復 一言だけ申しましょう。大丈夫である、と。


 前例はありません。

 けれどお姉さまの強い意思を覆すものなど、この世のどこにもありません。


 むしろ私も『そうしたい』くらい(お腹の御子への影響だけはどうしても計り知れないので取りやめますが)

 

 でも人間の皆には『満月草』のことは伏せて。


 人間がドラゴンに変身できることが世に周知されるのは、とても危険なこと。それだけです。


 ああ、私が身重でなければ、悔しい限り。


 お姉さま、私の分も、どうか何卒。 かしこ


『木叢の館』より

ベラ・エルフェンノルン

 

追伸 妖精便にはボトム王から以前頂いた砂金で、更なる追加料金を払いました。よってこの手紙は史上最速で届きます。そして、私たち三姉妹、そして義兄弟達もまた、誰ひとり欠ける事なきよう心から祈っています。


 祈ることしかできなかった私に手紙をくれたことに感謝を。どうか、勝利を!

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