私のこと。
ある日の休日の昼下がり、、、。
私の名前は、、なる。17歳。
休みの日はいつもピアノを弾いている。。。
昔から引っ込み思案な性格だけど、ピアノを弾けば、、、、まるで自分の気持ちを奏でているみたいだ。
だからいつもこうやって溜め込んだ思いをピアノのメロディー乗せて気持ちを表しているのかもしれない。
学校では友達の意見に流されがちだし、人の顔色を伺って自分の言いたい事が言えない。
でも友達はいる。でも何となく一緒にいるだけで当たり障りがない話をし、傷つけない、空気を読み、楽しくもないのに合わせて笑う。
そう、あの時もそうだった。
それは私が小学校の時のこと。
両親が仲が悪く夕食の時間は私にとって苦痛でしかたなかった。
「またこれか。外で食べてくる。」
父はそう言い残し夜の町に消えて行った。
「お母さん、美味しいよ!また作ってね!それでさぁー。今日ねー学校でね、、、。」
「うるさい!!」
母はそう言い残し、父の分の食事をゴミ箱に思いっきり捨てた。
それからは私は無理に明るく振る舞うことを諦めた。
そんなことをしても母の機嫌が悪くなるだけ。
でもそれでいいんだ。
そうやってこれからも生きていこう。
怒りも、闇も悲しみも、もちろん喜びも、、、
全部このピアノに乗せて。。。