仲間達のいない。2000年後の世界!
「ここは…? そうか、俺は、死んだのか…」
「えぇ!残念ながら、貴方は亡くなりました」
そんな声が、背後から聞こえきた。
だが、俺(僕)には、その声の主に、心当たりがあり。むしろ…その声が懐かしくもあり
暖かかった。
「……久しぶり! 女神レスイーナ!!」
「こちらこそ、久しぶりですね。雪人さん。
いえ、今は、レイス・アルヴァンさんでしたね……」
「いや、昔の名前で呼んでくれても、構わない……」
「そうですか? 『コホンッ…』それでは、昔のように「雪人」と、呼ぶとしましょう……」
「ああ、是非、そうしてくれ……」
「…………」
「うん…? レスイーナ、どうかしたのか?」
「わ……た」
「わ?」
「わた…しは………貴方に……逢い…たかっ…た
この長かった…2000…年間、ずっ…と、貴方に」
僕は、気が付けば、レスイーナを、抱きしめていた。
レスイーナは、抱きしめあったまま。顔を…
上げ…にっこり、微笑むと、腕を背中にまわし
「にへへー」と、はにかんだのだった。
★★★★★
あれから何時間が、経ったのだろう?
僕達は、お互いの存在を確かめるかのように、愛し合った。
「「………」」
僕と、レスイーナは、しばし無言で、見つめ合う事しか出来ずにいた…!?
しかし、耐えきれなかったのだろうか?
レスイーナと僕は、「タイミング」よく。
お互いに、言葉を発した。
「「…あっ、あの!」」
「「…………」」
(き、気まずい!!!!!! )
(不味いです……さすがに、気まず過ぎます!
ですが! ここで、引くわけには!!)
そんなとき、
レスイーナと目が合う
「プッ!アハハハハ!!」
「ちょっ!?レスイーナ!笑う事ないだろ!」
「ご、ごめんなさい…。でも………」
「…言わなくても、わかっているから。」
「え、えぇ。」
…二人は、離れていた日々を取り戻すかのように…語り合う。
そんな、幸せの日々が、過ぎていき…
200年過ぎた頃、レスイーナが、僕の子を
お腹に宿した…事がわかって。その日は、
朝まで飲み明かしてしまい。
レスイーナに、叱られてしまった。
さらに100年過ぎた頃には、娘が生まれ!!
幸せだった。
そんな日々から
数年が過ぎた頃……レスイーナが、急に
「そういえば、もう、1700年過ぎたわね。」
と、言ってきたので、僕は、「どうした」と
返すと。
レスイーナは、「何でもないわ!」と僕に
微笑んだ!!
「気になるじゃ「パパ―!!」
言い終わる前に、愛娘が、駆け寄って来た。
愛娘を受け止め…抱きしめると、娘は「えへへ~」と、レスイーナとそっくりな、笑顔を浮かべた。
妻と一緒に、娘の頭を撫でる!
娘は、うれしそうに、、また笑顔をはにかんだ