1/1
星
あるところに、親からも愛されず、友達からもいじめられる女の子がいました。
その女の子は仲良しの星にお願いしました。
私が死んじゃったら、私のことを話にして、みんなに語り継いで欲しい、と。
星はどうせ、何十年後の事だと思ったので、すぐに了承の返事をしました。
でも、その女の子は、お願いをした次の次の日に、死んでしまいました。
星は悲しみました。
「なんで助けてあげられなかったんだろう」と。
だから、星はせめてもの償いとして、その女の子のお願い事を叶え、星は死ぬまで、いいえ、生まれ変わってもその女の子のことを語り継いでいますとさ。
おしまい。