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異世界募兵 ~another world  作者: Fuyu
第1話
7/12

死闘

獣の叫び声がだんだん近くなっていく


俺なにやってんだよ


死にに行くようなもんじゃないか


っと後悔しながらもさっきの喫茶店まで走った。


あれから近づく叫び声にびびりながらも


喫茶店に近くまできたとき


何か黒い物が倒れていた。


俺は足を止めよく確認すると


獣だ。ということはトラ熊か


大型ではなく最初あったぐらいの大きさだろうか


いや最初奴も割とでかいが…


動かないところをみるとどうやら死んでいるようだ。


少しずつ近づく反応はまるでない


トラ熊の顔面に何か突き刺さっている。


軍用ナイフが目に突き刺さっていた


「ニルすごいなちゃっかり一体倒してる」


俺は武器になるかもと思いナイフを掴んだ。


「うっ」


なかなかのグロテスクでちょっと吐き気がしたが


我慢しできるだけトラ熊を見ないように引き抜く


血はふきだしてこないところをみると


完全に死んでいるみたいだ。南無


「ん、ボタン」


ナイフにボタンがあり押してみるとバトンにもどった。


俺が借りてたバトンかこれ手触りが似ている


ということは二本で戦っていて


一本を突き刺して殺してそのまま引き抜かなかったのか


って考えてる場合じゃない急いで向かわないと


俺はバトンを握りしめまた走る。



----

やがて叫び声も聞こえなくなり


安心と不安の中


数十分前に食事をした喫茶店が見え


それと同時に炎も見えた


喫茶店の隣の店が燃えていて


トラックでも突っ込んだような


大きな穴が開いていた。


他にもあちらこちらに鋭い爪痕


?み後が柱や民家にのこっている。


自分がさっきいた場所と思えない惨状。


穴の開いた家を覗き見ると部屋を突き抜け


外が見えた。


そこから激しい金属がなっている。


穴から部屋に入り金属音が鳴る外に向かう途中


部屋の片隅にまた何か奥から垂れている


恐る恐る近づくと大きな物体が壁に張り付いている


トラ熊だ。


さっき見た奴より少し小さめだ


全身に生々しい傷


止めは腹部を貫かれたようだ。


大きな槍と共に壁に突き刺さっている。


ニル強いな…


俺なんか行かなくても良かったのでは


そう思った。


っが、トラ熊に刺さっている槍を見て俺は焦った


あいつ今武器をもってないのではっと


今手に持っているバトンそして今突き刺さっている槍は


おそらく俺が逃げる前にニルが変化させた槍だ。


槍を引き抜こうと近づいたがビクビクと


瀕死のトラ熊は微かに動く


俺は諦めバトンを届けるため外に出た。


「いた!」


家の外を出たすぐ先にある噴水広場に


大きなトラ熊とニルを見つけた。


トラ熊はかなり大きくニルの2倍の身長


二人分の肩幅だ。


善戦しているとは言いづらくニルの腕や頭から


血が流れ左足を引きずりながら槍で威嚇していた。


どうやらバトンの予備があったのか


俺に渡した時一本しかみえなかったから築かなかった。


それでもピンチなことには変わりない


俺は少しずつ噴水広場に近づいて行く


その時ニルは俺に気づいたのか俺の方に目を向ける


「馬鹿野郎!逃げなかったのか」


とニルが叫んだ一瞬スキにトラ熊は


腕を振り上げ勢いよく爪をニルに叩きつける。


とっさにニルは持っていた槍を盾にしたが


槍は砕かれ背にしていた女神像の装飾噴水


に激突しそのまま水溜め落下していった。


気絶してしまったのかニルは湧き出る水を背にもたれ


動かなくなってしまった。


トラ熊は匂いを嗅ぎながらのしのしとニルに近づいていく


まずい!急いで助けなければ


だが近すぎ過ぎると今度は俺が襲われる


あんな化け物にサシで敵うわけもない


筋トレしとけばよかった。


しかし今更後悔しても遅い。だったら


ない頭を使ってなんとかしなくては


俺はトラ熊に走って向かう。


トラ熊は噴水の水のおかげでニルに気づいていない


俺の方でも水しぶきが激しくニルの姿が目視できない


匂いも水のおかげで薄まっているのだろう


今がチャンスだ!


トラ熊の気を俺にひかせることができればニルは助かる。


俺は内ポケットに入っている


もう使いものにならないスマホを取り出し


トラ熊にある程度近づいてからトラ熊めがけて


スマホを投げた。


「グッバイ!マイスマオ」


手裏剣を投げるように投げたおかげ?か


スマホはトラ熊の背中に突き刺さった


少し聞いたのか叫び声をあげ俺の方に振り向いた。


トラ熊と視線が交差する。


どうやら俺を認識したみたいだ。


トラ熊は俺に向かって走る体制をとる。


それと同時にトラ熊に背を向け通ってきた店の穴に全速力で走った。


「ここまできやがれ」


意味がないが挑発してみる


動物は獲物が背を向けるとすかさず襲ってくるって聞いた


ことがある。


予想通りトラ熊はニルの事を忘れたように


物凄い勢いで突進してきた。


やはり野生動物は背中を見せると


躊躇なくおそって来るんだな。それにしても


あたりの細かい木を薙ぎ払いながら追いついてくる姿


俺より数倍高いからだは怖い。


それでも一撃で急所にあてて倒せば俺でも勝てる


そう考えバトンを握りしめタイミングを計らいながら


はしる。そしてトラ熊が俺の攻撃範囲に入ったと同時に


バトンを鋭い日本刀に変え勢いよく振り返り鼻をめがけて


切りかかった。


「しまった」


予想外にトラ熊のスピードが速く


狙いは外れトラ熊のほほに当たる


刃はトラ熊のほほに深く入り込んだものの


つけ抜け歯にあたり止まってしまった。


バトンをもとの姿に戻そうとボタンを押すが


戻るより先にトラ熊が首を回しながら暴れ


その勢いで俺は隣の建物の壁までふっとばされてしまった。


「……ッツ!」


壁に勢いよく激突し


背中に走る今まで感じたことのない激痛に


意識を失いそうになる。


トラ熊はこちらを見てゆっくり歩いてくる。


逃げようにも体が動かない


「クソクソくそ!」


俺なにやってんだよ。こんなところで


ちくしょう死にたくない俺はまだ生きてえよ


俺はなんども体を動かそうと試みるが動かない


トラ熊はどんどん近くに来る。


押し寄せる恐怖に動かないが体は小刻みに震える。


そしてトラ熊は動けに俺の前にたった。


「死んだわ俺」


トラ熊は腕を振り俺に止めを刺す


俺は死を覚悟して眼を閉じた。


少しの間。トラ熊の攻撃がこない


恐る恐る目を開けるとトラ熊は腕を振り上げながら止まっていた。


そして切れ目が入ったと思うとブロックのように全身がバラバラになりくずれおちる。


その後ろには人影が見えた。血しぶきのせいで顔がよく見えない


「助かったのか…」


安心したせいだろう俺の意識がもうろうとする。


うつぶせになりながら気絶しながら


声だけがところどころに聞こえる。




「隊長どうやらここにいる人間はこの二名のみのようです」


「そうかこいつも微かだが息がある。直ちに病院に搬送しろ」


「しかし驚きですね。あのトラ熊を倒すなんて


特にこのトラ熊と相打ちに近い状態にするとは」


「くだらん話はあとにしろ」


「あっはいわかりました」


「…トラ熊の最後は人との殺し合いか何とも言えん」


男の声が数人聞こえた後


担がれたような感覚その後完全に意識がなくなった。


to be continued

こっちは完全に週一じゃないと脳みそ混乱するの

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