隣の席(仮)
「はいは~い!そこ騒いでないで早く前向きなさい!HRはじめるわよ」
白石先生が僕たちの方を見て注意してきた。
まったく、だから隣なんて嫌なんだ。そんななか隣から妙な視線を感じた。
「…………(ジーッ)」
なんか僕見られてるぞ。
「…………(ジーッ)」
気にしない気にしない。
「…………(ジーッ)」
き、気にしない。
「…………(ジーッ)」
「な、なんですか??」
僕は我慢できなくてしゃべりかけてしまった。
「あなたは非リア充ですかぁ?」
「ぶっ!!!」
何をいきなり言い出すんだ!!
「YESですかNoですか??」
「な、なんですか…?」
「YESですかNoですか?」
何なんだこいつは!!
転校していきなりこんなこと聞くやつがいるか!?
「YESですかNoですか?」
まだ聞いてくるぞ!!
変人なのかこいつ!?
「そ、そりゃYESですよ。」
また負けてしまった……。
「やっぱり!!!!!」
「ぶっ!!!!」
なんだやっぱりって!!さすがに失礼だろ!!!
「な、なんでそんなこ―――」
「ほ~ら。またそこ騒いでないでちゃんと先生の話しを聞きなさい!!」
僕の声を打ち消すように先生が注意してくる。
「では、これでHRを終わりにします。1限目の準備してね~」
やっとHRが終わった……
今日はやたらと長く感じた。その瞬間――
ゴトッ
何か音がした。どうやら変人が何か落としたようだ……
しかし僕はその落とした物に目を見張った…!!
タブレット状のものに大きな字で「リア充計画(案)」と書いてあった。
なんだリア計画って!!!