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プロローグ

　私は全日本パズル選手権で上位に入り、パズルの世界大会に日本代表として出た。ハルト(直木遥飛)、キョウスケ(今野京祐)と共に。

　大会は、3人共初めてだった。

　なぜなら、今までの日本代表は、学生だけとなることがなかったからだ。

　今回は仲良し中学生3人組が代表となったから、大会期間中は各国からの期待の視線が次から次へと突き刺さってきた。

　大会のパズルは、見たことがあっても難易度がかなり高くなっているパズルが多かった。それでも、奇跡的に(？)いくつかは解けた。本当はいくつかではいけないんだろうけど。

　一位は、今回の大会で仲良くなったアメリカ代表の友達カレンの仲間、フレッド。残念なことに、日本の最高順位はキョウスケの5位だった。ハルトは18位、私は12位だった。

　日本に帰る時、不審な手紙が私のバッグの上に置かれていた。

<To puzzler children(パズラーの子どもたちに告ぐ)

You will died by me in Japan.(お前達を殺す、日本でな。)

Mazer Jigsaw(メイザー•ジグソー)>