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僕だけ

作者: 菜の花
掲載日:2026/03/20


僕にしか言えないことを

僕は独り占めして

僕だけのものだって

僕だけが救われて


誰かを救う余裕なんて

僕には少しもない

誰かに愛を与えるなんて

僕には微塵もわからない


僕が幸せなら

僕が笑っている限り

世界は美しく見えるだろう


大きな花が咲き誇って

それはきっと笑っているように見える

風で揺れればそれは

歌い踊っているように見える


隣の誰かが泣いていても

世界の暗さを知らなければ

悲しい涙を知らなければ

その頬から溢れる涙は

嬉しいからなんだって

信じて疑えないんだから


でもきっと

僕が不幸なら

僕が泣いている限り

世界は汚れて見えるだろう


たくさんの花が枯れて

それはきっと穢れているように見える

風で揺れればそれは

嘲笑い踊っているように見える


隣の誰かが泣いていても

世界の奇跡を知らなければ

嬉しい涙を知らなければ

その目から零れ落ちた涙は

悲しいからなんだって

思い込んでしまうんだから


他人にとって

僕はなんでもない

無数にいる蟻とかと

同じ存在なんでしょう?

僕に他人は関係ないでしょう?


僕だけが幸せになって

僕だけを幸せにして

他人なんて一切見ないで

他人なんて踏み倒して

美しい世界をこの目に焼き付けるんだ

ご覧いただきありがとうございました。


全部全部、僕だけ。


誰かに届きますように。

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― 新着の感想 ―
 幸せとは主観ですしね。  他人が決めるものではないというのはその通りです。  とはいえそれをいうと他者に幸せや道徳を説くこと自体が……。(苦笑)
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