7.1 なぜ翔馬は無知なのか?(物語としては関係ないが理解するために読んだ方がいいかも)
ここで皆そろそろ疑問に思っているだろう。
なぜ、翔馬は自分が異世界にいることに気づかない?
なぜ、公的施設か大使館へ行かないのか?
それは全てこの世界の成りが関係している。
まず外国とは現在この世界には7つの大国家しかない。
それが、北アメリカ共和国、南アメリカ国、アジア大公国、EU大連合王国、アフリカ帝国、オーストラリア及び周辺諸国連合国、そしてこの土地が大きい国々のなかにある日本国。
それぞれが規制を厳しくしていて、お互いの国へ行くのが非常に困難になっている。その理由は何を隠そう異能だ。異能とは個人差が激しいものでほぼ無いに等しいと言ってもいい異能もあれば国家引いては世界に影響する異能もある。
事実アフリカ帝国とアジア大公国は異能者によって統一された。
何を言いたいか?そう異能とはそれほど偉大で恐れられてるものなのだ。
それで、各国は他国に自国の異能の卵を渡したくないのだ。国はわざわざ他国へ憧れを持たせるような事はせず他国に関する教育は必要最低限にしている。
あとは、テレビで時々見るぐらいだ。
かと言って外交関係が全くないという訳ではなく異能を使えない者で学力面で秀でてる者は外交官となることが多い。
また、ある国に忠義/所属している異能者は年に1回ある世界大会へ行くこともある。
ちなみに、これこそが数少ない外国をテレビで見る機会なのだ。
このように外国は未知の領域であり、翔馬にとっては異世界とそうそう変わらない感覚で分からない事や出来事があったとしても「異世界だから」ではなく「外国だから」として捉えることが出来る。
ちなみに、海外旅行というものは存在しているが、一般人ができるようなものではない。異能者にとって申請がとてつもなく面倒くさいのだ。
そういう観点から見れば“可能性”で言えば雑魚能力は悪くない。