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4. 新天地

暗闇...

見渡す限りの暗闇...それが俺が置かれた状況だった。

死とは暗闇を指すものなのか...そう実感した。

ただ、身体の感覚はある。

「って、あれ?普通に身体...手が見える喋れる?死んでないのか?」

しかも少し頭痛が?周り再度見渡した。そしたら奥に薄く光が見えた。

俺はまるで蜘蛛の糸を掴みにいくカンダタ様々にその光を目掛けて腕を伸ばした。

その光は見る見る間に大きくなっていき再度気を失った...




痛たたッ...

俺何してたっけ?家に帰ってからの記憶がない。

〔カシャカシャ〕

手にはいつの間にか買っていたツナマヨおにぎりとエナドリの入った袋が握られていた。

俺はぼっーとしていたので一旦エナドリを飲むことにした。

〔ごくごくごく〕

「ふぁー、スッキリする」

まだ、頭痛が少ししたが頭がキリッとした。合わせて俺はあたりを見渡してみた。

俺は人二人がやっとの幅の石造りの道路に横たわっていた。先をみると階段がありその上には人がちらほら見えた。どうやらここは脇道みたいな所らしい。そして、俺を囲む建物はまるで中世のようなつくりだった。


「テレポート!」...

『テレポート!!!』

...発動しなかった。


俺のテレポートは県の端から端までは移動できない。いや、まぁそれはどの県のどの地点かによるが簡単に言えば50kmぐらいがせいぜいだ。それから考えるに神奈川の中心部からは遠いな...

一旦階段を上がり様子をみることにした。


「うっ、眩しっ」

太陽が燦々と輝いていて目が明るさに慣れていなかったらしく一瞬じんと目を細めた。

見開くとそこにはヨーロッパの街のような建物が立ち並び出店があり商店街みたいだった。道は大通りで人がかなりいた。服装は現代風とは決していえない感じだった。

俺はどうやってここまで来たんだろうか?

多分ここはイギリスかドイツ?とかなのかな?正直外国についてイマイチ分からないから判断しかねる。

道歩く人がチラチラとこちらを見てくる。

よくよく考えれば俺制服じゃないか?本当にどうやってここに来たのだろう?

俺は街を散策することにした。

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