見て呉れ
言の葉が浮かぶ水面鏡
そこに些細な戯言一つ
ぶつかり波を押し出す
心を掬いだす
安堵したため息
虚空に響かせて
信じていたはずの
親友を置き去りにする
私が見てきた全てを否定するかのように
ひび割れた冷たいなにか
知らずのうちに押し付けていた
私は傲慢にもそれを
悲しい言葉だと決めつけていた
言の葉が浮かぶ水面鏡
そこに些細な虚言一つ
ぶつかり波を吐き出す
心を汚し
堪え切れなくなったため息
暗闇に響かせて
信じていたはずの
世界を置き去りにする
私が見てきた全てを肯定するかのように
ひび割れた冷たいなにか
知らずのうちに押し付けていた
私は傲慢にもそれを
優しい言葉だと決めつけていた